投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークスは、より多くの人の資産運用ニーズに応えるべく、それぞれのリスク許容度に合わせた分散投資の機会を提供するための商品開発を目的として、債券の運用体制を新設したと2020年12月9日に発表した。
債券の運用開始時期は2021年3月頃を目標とし、日本を含む世界の公社債に投資を行い、「安定的な収益を確保しながらふやす」運用に挑戦する予定。同時に、同社の経営理念である「資本市場を通じて社会に貢献します」を実践するため、社会をよくする事業を行う企業・組織が発行する債券の中から投資機会を発掘することにも注力し、「社会的課題の解決への支援」と「経済的利益の獲得」の両立もめざす方針。
これに伴い運用本部に債券戦略部を設置(※)し、債券戦略部長に福室 光生(ふくむろ みつお)氏をメンバーとして迎えた。福室氏はJPモルガン証券、UBS証券などで23年間債券トレーディングの第一線で活躍、現物取引からデリバティブ取引まで債券運用に精通している。
レオス・キャピタルワークスでは、今後は、株式だけで資産形成を行なうことを躊躇される人でも資産形成が可能となるよう、既存の株式運用戦略に加えて、債券運用戦略を組み合わせた新たな商品の開発にも取り組む予定。
レオス・キャピタルワークスは、「当社では、新たなメンバーを迎え、更なる質の高いサービスでお客様の資産形成を長期にわたって応援できるよう、お客様の取引機会の拡大に努めてまいります」と述べている。