ブルームバーグ、インクルーシブな企業文化と環境づくりにおいて日本を代表する2つのアワードを受賞


ブルームバーグは、 職場におけるLGBT+への取り組みの評価指標「PRIDE指標2021」において、 2年連続ゴールドを受賞、 またACEアワード環境づくり部門にて表彰されたことを2021年12月9日に発表した。

「PRIDE指標2021」は、 日本の企業および団体におけるLGBT+など性的マイノリティのダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride」が日本で初めて策定したもの。 指標はPolicy(行動宣言)、 Representation(当事者コミュニティ)、 Inspiration(啓発活動)、 Development(人事制度、 プログラム)、 Engagement/Empowerment(社会貢献、 渉外活動)の5つの観点に基づいて評価される。 ブルームバーグは上記5つの観点において各指標内で指定の要件を満たし満点を獲得した。

ACEアワードはACEの目指す「企業の成長に資する新たな障がい者雇用モデルの確立」の観点から、 そのモデルとなる事例の募集、 事例発掘を行い表彰するもの。ACE会員企業各社からの推薦を受け、 厳正な審査のもと選出される。 ブルームバーグは入社直後の障がい社員受け入れのためのガイドラインを慶應義塾大学にて障がいを研究する学生と協業し作成。 企業の人事主導ではなく、 現場で実業務に従事する社員と当事者の視点、 安心して定着できる仕組みの導入などが評価された。

ブルームバーグ アジア太平洋地域のダイバーシティおよびインクルージョンの責任者であるAlisha Fernando氏は、 次のように述べている。

私たちは、 誰もが歓迎され、 安全で、 それぞれのバックグラウンドにかかわらず、 存在や貢献が尊重されるような環境を作るために取り組んできました。 私たちは、 work with PrideとACEによって認められたことを誇りに思っており、 より公平なコミュニティと職場に向けて努力を続けることを約束します。

ブルームバーグは、 全社レベルでLGBT+を含み個々の違いを尊重し誰もが協働できるインクルーシブな企業文化を推進し、 多角的かつ包括的に多様性の浸透に取り組んでいる。 何よりもまず、 社員がLGBT+の認知度と理解を深め、 安全で自分らしく仕事ができる環境作りを目的として、 LGBT & Ally Community、 通称BPROUDというコミュニティが社内外でさまざまな活動を行っている。 また、 人事的観点からもLGBT+への理解が浸透するように、 全社員を対象とした研修や、 新入社員に向けてD&Iにおける活動の説明会を行っている。

ブルームバーグは、 障がい者雇用の問題を経営アジェンダで取り上げることを推進する国際イニシアチブ「Valuable 500」にいち早く加盟した企業のひとつであり、 職場におけるメンタルヘルスのあり方を考え直す英国のイニシアチブ 「Time to Change Employer Pledge」の正式参加企業でもある。 ブルームバーグ平等サミットやビジネスソートリーダーを招いた対話セッションなども開催し、 ブルームバーグの活動を世界中の企業と積極的に共有している。 ブルームバーグによると、こうした取り組みが障がい者インクルージョンに向けた対話への参加を促し、 現実の打開につながる。 ブルームバーグは、「障がい者インクルージョンを実現できなければ、 世界の人口の17%に相当する13億人の人々が取り残されてしまうのです」と述べている。

ブルームバーグ会長であるピーター・T・グラウアーも、 長きにわたり多様性の促進を提唱し、 数々の賞を受賞している。 OUTstanding LGBT+ Ally Executive Role Model Listの上位10位に3年連続で選出された後、 今年はINvolve Role Model Hall of Fameに選ばれた。 またアジア太平洋地域リーガル部門統括であり、 LGBT+ & Ally Community (BPROUD)のエグゼクティブ・スポンサーであるAmin Kassamが2018年以来、 選出されているTop 100 LGBT+ Executives Listにて今年は上位2位に選出されている。 Kassamは、 LGBT+コミュニティの公民権の擁護に加え、 世界中の婚姻の平等のイニシアチブに参加し、 その活動を主導してきた。