マネックス証券は、2017年12月19日(火)より、LGBT をはじめとする性的マイノリティ(以下「LGBT」(※1))のカップル向けに、
「パートナー口座」は、二人の資産形成を支援するだけでなく、
なお、法律婚ではないカップルが対象となるサービスで
- 二人が同一口座で貯蓄を行える
- 二人が利用するクレジットカードの引落先口座に同一口座を指定で
きる
口座サービスは、主要オンライン証券で初めて(※4)となる。
■「パートナー口座」提供の背景
マネックス証券は、パートナー口座提供の背景について次のように述べている。
現在、法的な婚姻関係にない LGBT カップルにおいては、クレジットカードを利用する際、利用代金の引落先口座としてパートナーの口座を指定できない、家族カードの利用ができない等の状況にあり、
共同での資産管理が難しくなっています。このような状況を打開すべく、LGBT カップル向けの口座サービス、「パートナー口座」の提供を行うこととしました。
■「パートナー口座」企画担当者の想い
パートナー口座を企画した担当者であるマネックス証券 マーケティング部 葉智慧子氏はその想いについて、次のように述べている。
LGBT カップルは法律婚夫婦に比べて不便だと感じる場面がきっと多くあるのだと思います。少しでも多くの方が不便だと感じることを減らすために、一金融機関として何ができるのかを考え、「パートナー口座サービス」を立案しました。このサービスを通して、世の中がもっとLGBT ALLY(LGBT の良き理解者・支援者)になれば幸いです。
■「パートナー口座」概要
主に以下の 4 つのサービスを予定している。
(1)二人のクレジットカードの引落先口座を一つにできる
マネックスセゾンカード(
(2)二人のそれぞれの銀行口座から「パートナー口座」
「パートナー口座」には、二人のそれぞれの銀行口座より入金(
(3)万が一の際には、
万が一、パートナーシップを解消する際(「パートナー口座」
(4)マネックス証券発行の「パートナーシップ認定書」
「パートナー口座」を開設することで、
■アドバイザーからのコメント(順不同)
今回、「パートナー口座」サービスの提供に伴い、
土井香苗 国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表
同性婚を認めない日本の現在の結婚制度は、
異性愛者のみを念頭に置くもので、同性愛者には門戸を閉ざした形です。このサービスが、すべての人の婚姻の平等の実現に向けた社会の機運の一つとなることを期待しています。
増原裕子 LGBT コンサルタント
まだまだ多くの生活の困りごとや不安を抱えがちな同性カップル・LGBT カップルを、「結婚に相当する関係」「家族」として扱いサポートしてくれる画期的なサービスです。LGBTカップルの人生設計を応援する本サービスを知っていただくことを通して、どんな人も安心して暮らせる社会について考え、語り合い、行動する人の輪を広げていきたいです。
柳沢正和 ドイツ証券株式会社 兼 NPO 法人グッド・エインジング・エールズ
こうしたサービスが金融業界から出る事で、同性のカップルがいるのが当たり前になる、そんな社会に日本も案外早く変わっていく気がします。
マネックス証券は、「今後も多様性を尊重し、
※1 LGBT とは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、
" class="glossaryLink ">Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、
※2 クレジットカードは、「マネックスセゾンカード」を利用いただくことが条件となる。
※3 将来的にすべてのカップル・
※4 2017 年12 月19 日現在、マネックス証券調べ。主要オンライン証券とは、SBI 証券・楽天証券・カブドットコム証券・松井証券・