イーストスプリング・インベストメンツが運用する「イーストスプリング・フィリピン株式オープン」および「イーストスプリング・インドネシア株式オープン」(旧「PCAインドネシア株式オープン」)は2012年12月21日、西村証券にて取扱いが開始された。
「イーストスプリング・フィリピン株式オープン」はファンド・オブ・ファンズ形式で運用を行ない、主としてフィリピンの企業の株式等を投資対象とする投資信託証券に投資し、信託財産の成長を目指して運用を行うファンドとして2012年9月28日に設定された。イーストスプリング・インベストメンツによると、フィリピンは農林水産大国として知られているが、近年経済面において目覚ましい発展を遂げており、アジアの成長国として頭角を現しつつあるフィリピンは、新しい投資対象国として注目を集めている。
「イーストスプリング・フィリピン株式オープン」の純資産総額は約10.2億円(2012年10月末時点)、取扱い販売会社数は西村証券を含めると9社となった。
「イーストスプリング・インドネシア株式オープン」は、中国、インド等に続く新興国として頭角を現すインドネシアの金融商品取引所に上場されている株式を実質的な主要投資対象とするファンドとして、2009年11月30日に設定された。
イーストスプリング・インベストメンツは、インドネシアについて次のように述べている。
インドネシアは原油、錫、天然ガス、パーム油など豊富な資源に恵まれ、こうした資源関連の輸出が増加しています。また、若年層に厚みのある世界第4位の人口を擁しており、労働人口の増加による国内消費の拡大が続いています。外需と内需の両面に支えられたインドネシアは、今後も高い経済成長が期待できる魅力的な投資先として注目されています。
なお、「イーストスプリング・インドネシア株式オープン」は国際的な投信評価会社であるモーニングスター社が選定しているモーニングスターアワード“Fund of the Year 2011” の国際株式型部門において、優秀ファンド賞を受賞した。本受賞は前年の“Fund of the Year 2010”の同部門における最優秀ファンド賞に続く、2年連続での受賞となった。本賞は国内追加型株式投資信託を選考対象としてモーニングスター社が独自の定量分析、定性分析に基づき、毎年12月末時点において各部門別に総合的に優秀であると判断したファンドに贈られるもの。国際株式型部門は、2011年は同年12月末時点で運用期間1年以上の当該部門に属するファンド779本の中から、2010年は同年12月末時点で当該部門に属するファンド557本の中から選考された。
「イーストスプリング・インドネシア株式オープン」の純資産総額は約566億円(2012年10月末時点)、取扱い販売会社数は西村証券を含めると39社となった。
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