三菱UFJ国際投信、社員の資産運用における実態についてアンケート調査を実施


三菱UFJ国際投信は「20代から始めるつみたて投資project(略称:つみプロ)」にて、 社員の資産運用に関するアンケート調査を実施したと2022年12月21日に発表した。

「20代から始めるつみたて投資project(略称:つみプロ)」は、 三菱UFJ国際投信の20代社員で構成されており、 同世代の20代の人に向けて等身大でメッセージを発しながら、 一緒に長期資産形成について考えていくプロジェクト。

詳細→ https://life.mattoco.jp/post/2021112501.html

 

【調査概要】

調査内容:資産運用(資産運用全般、 金融商品保有状況、 当社商品保有状況等)について
調査方法:WEBアンケートにて実施
調査機関:三菱UFJ国際投信
調査対象:三菱UFJ国際投信 社員(出向・契約社員除く)334名が回答(約800名が対象)
調査期間:2022年9月20日~10月5日

 

アンケート結果 ピックアップ!
約9割*が、「20代から資産運用すべき」と回答。

社員からは、「今現在から振り返ってもそう思えるから。」「自己投資にあてるべきだという意見もあるが、それが必ずしもうまくいくとは限らずペイできるかも不透明なため、ある程度の割合の資産運用は将来に向けて必要であると思う。」といった意見も寄せられた。

※「20代から資産運用をすべきだと思いますか?」の質問に「とてもそう思う」「そう思う」と答えた割合。

資産運用の手段としてツミ活をしている人は約7割、20代では8割超。

資産運用をするうえで最も重視しているのは「コスト(購入時手数料、信託報酬等)」。

2番目以下には、「商品の選定」、「分散投資」が続いた。一方で、「運用の継続」を挙げる社員や、アクティブファンドを念頭に「ファンドマネージャーの理念」を挙げる社員もいるなど、十人十色の回答となった。

回答者の約7割、20代では約8割が「eMAXIS Slimシリーズ」を保有。

資産運用をする上で最も難しいと感じているのは「売買タイミング」。

2番目以下には、「投資先の選定」、「投資資金の確保」が続いた。長期投資を志向する社員が多いため「感情で売買しないこと」「相場下落時に保有し続けること」を難しいと感じる、といった意見が寄せられた。

今回のアンケート調査を通じて、同社でも回答者の7割超が資産運用の手段として「つみたて投資」を選んでいることがわかった。社員の資産運用の状況については次の通り。

「つみたて投資」を活用している社員は回答全体の7割超、特に20代は8割を超える。

「つみたて投資」を行っている社員は回答全体の76%、20代では84%がつみたて投資を行っていることがわかった。若年層の社員であるほど、少額から継続して投資ができる「つみたて投資」を活用して資産形成している、「ツミ活社会人」であることがわかった。

Q:投資信託の購入方法を教えてください。(単一回答)

投資信託の購入方法

投資信託の購入方法

 

※N=334(うち、20代90名) ※小数点以下四捨五入

相場が下落しても「つみたて投資」を継続するという回答は約7割。

つみたて投資をしている投資信託の基準価額が大きく下落しても、68%は、「特に何もしない」という回答となった。日々のマーケット動向に応じた売買はせず、長期目線で投資している様子がうかがえる結果となった。

Q:今現在、つみたて投資をしている投資信託の基準価額が大きく下落(10%)した場合、どのような行動をとりますか?(複数回答)

相場が下落しても「つみたて投資」を継続

※N=334 ※小数点以下四捨五入

 

約7割が、10年先を見据えた投資と回答。5年先を含めると8割超と多くが長期投資を志向。

86%が5年以上と中長期での時間軸で投資を考えており、長期目線での資産形成を考える社員が多いことがわかる。20代では5年以上の時間軸で考える割合は90%と、若年層も、より長期での投資を志向している様子がうかがえる。

Q:投資信託で資産運用を考える際の時間軸は?(単一回答)

投資信託で資産運用を考える際の時間軸

投資信託で資産運用を考える際の時間軸

※N=334(うち、20代90名) ※小数点以下四捨五入

 

約7割が、投資信託の複数本(3本以上)保有者。また、回答者の5人に1人が、10本以上の投資信託を保有。

投資信託を保有していると回答した社員のうち、3本以上の投資信託を保有する社員の割合は74%だった。運用会社社員であるため、投資信託への関心がより高いことが要因だと考えられる。同社社員からは、「複数本保有することで、各投資信託の特徴を活かして役割分担させ、うまく全体でバランスできるようにしている」などのコメントがあった。

Q:投資信託は何本保有していますか?(DCでの保有除く、単一回答)

投資信託の保有本数

投資信託の保有本数

※N=293(投資信託保有者、うち20代は81名) ※小数点以下四捨五入

次に、同社が設定・運用している投資信託「eMAXIS Slimシリーズ」に着目した質問が行われた。

「eMAXIS Slimシリーズ」を保有しているという回答は約7割。特に20代社員からの人気が高い。

回答者の68%がeMAXIS Slimシリーズを保有していることがわかった。特に20代の保有割合は80%と高く、時間を味方にしながらじっくりと資産を形成していく若年層への人気がうかがえる結果となった。

Q:eMAXIS Slimシリーズを保有していますか?(DCでの保有除く、単一回答)

eMAXIS Slimシリーズを保有

eMAXIS Slimシリーズの保有

※N=293(投資信託保有者、うち20代は81名)※小数点以下四捨五入。

アンケート回答社員の eMAXIS Slimシリーズにおける購入銘柄ランキング 1位「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、2位「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」。

アンケートに回答した社員の、eMAXIS Slimシリーズの購入銘柄ランキング1位はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、次にeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)となった。この1位2位については、eMAXIS Slimシリーズの中での純資産総額の順番でもあり、投資家と変わらない銘柄を購入していることがわかる。(純資産総額は2022年11月末時点)

Q:eMAXIS Slimシリーズで保有している銘柄を教えてください。 (DCでの保有除く、複数回答)

eMAXIS Slimシリーズで保有している銘柄

※N=229(eMAXIS Slimシリーズの投資信託保有者)

※ファンド名は、「eMAXIS Slim」を省略記載している。

※上記は過去の実績・状況であり、将来の運用状況・成果等を示唆・保証するものではない。

※情報は参考情報の提供を目的としているものであり、特定のファンドの購入、売却、保有を推奨するものではない。

 

最後に:つみたて投資を始めていない過去の自分に、「もっと早くはじめておけ」!

つみたて投資をまだ始めていない過去の自分に、つみたて投資に関するメッセージを送れるとした場合、 今回アンケートに回答した社員の半数以上を占める188人が「もっと早くはじめておけ」と言いたい、と答えた。他にも「時は金なり」「継続は力なり」と過去の自分に言いたい、といった声が挙がるなど、早く始めなかった後悔が透けて見えるメッセージが多いことが分かった。

Q:つみたて投資をまだ始めていない過去の自分に、つみたて投資に関するメッセージを送れるとした場合、どんなメッセージを送りますか?(複数回答)

つみたて投資に関するメッセージ

※N=334(うち、22人が「(つみたて投資を)始めていない」と回答)

※つみたて投資は運用状況によっては投資元本を割り込むケースがある。また、特定の投資対象が値上がり続ける場合、もしくは値下がり続ける場合には、つみたての効果が得られないことがある。

その他にも、「これからつみたて投資を始める若年層に向けて、何かメッセージをください。」というアンケート項目に対しては、「若いうちからつみたて投資を無理のない範囲で継続することが後になって重要だと知った」というコメントが多数だった。下記は実際のコメントの一例。

  • 「どんなものかわからないので、やらない」の判断をするには勿体ないほど、仕組みはシンプルなので、時間が取れるなら色々調べてみたうえで判断してみてほしいです。
  • 投資金額を増やすも減らすも、投資先の商品を増やすも減らすも、そして積立をストップすることだって、いつでもできます。ほったらかしでも資産形成ができるし、逆に自分の好みや思考特性行動特性に合わせてチューニングしながらでも資産形成ができるのが投資信託のいいところです。まずは始めてみてください。
  • 日々の支出を減らしながら、貯金もしながら無理のない範囲でつみたて投資を継続しましょう。
  • 20代は収入が少なく、過去の自分も投資に回す資金を後回しにしがちだったが、少額でも給料天引き感覚で早く始めた方が10年後・15年後にすごく助かる。今も、子供の高校・大学の学費に回せて助かっている。
  • 収入から生活費用を引いた額が投資額ではなく、考え方を変えて、収入から投資額を引いた額が生活費と考えてみよう。頭や身体のトレーニングと同様、まずは強制的に始めてみてそれを習慣化することが大事。

※上記の内容はそれぞれ個人の意見として掲載している考え方の一例であり、同社の意見ではない。また、将来の投資成果を保証等するものではない。

三菱UFJ国際投信は、「今回の結果が、資産運用の参考となれば幸いです」と述べている。