マネックス証券、寄附講座開設


マネックス証券は創業以来一貫してお客様の金融リテラシー向上のサポートおよび投資教育を実践してきた。 この度、 投資教育(マネックス・ユニバーシティ)の活動および社会貢献活動の一環として、 2014 年度に引き続き青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科にて寄附講座を開設することになった。 同校における寄附講座の開設は2015 年度で2 年目となり、 個人投資家だけではなく金融業界以外に身を置くビジネスパーソンへの金融知識向上のサポートをしていくことを目的としている。

2014 年度は前期・後期を通じて金融業界の第一線で活躍している方をゲストスピーカーに招き、 理論と実践の両面に軸足を置き「金融市場概論」と題した講義を行なった。 マネックス証券によると、履修者からは「幅広く専門家の話をきくことができ、 金融に関する視野が広がり様々な角度から金融を見ることができるようになりました」、 「日本経済や社会全体を俯瞰して考えられるようになりました」といった感想が聞かれた。

2015 年度講義テーマ

前期では「ROE マネジメント」を、 後期では「金融市場概論」を2015 年度寄附講座の講義テーマとする。 昨今、 ROE を重視した銘柄選択を行う株価指数JPX 日経インデックス400」の算出開始、 コーポレートガバナンス強化への取り組み、 そして「日本版スチュワードシップ・コード」制定などROEに注目が高まっている。 前期の「ROE マネジメント」では、 世界的ベストセラーとなったトマ・ピケティの『21 世紀の資本』が提示する考え方を取り上げ、 「資本主義とは何か」という広い視野から資本のリターンであるROE について考察するという他に例のない独自の講義を行なう。 前期の講義にあたっては全15 回の講義をマネックス証券のチーフ・ストラテジスト広木隆氏が非常勤講師として教鞭を執る。

後期は2014 年度と同様に先進国・新興国の株式市場や原油等の商品市況、 為替市場や債券市場を俯瞰しグローバルな視点で「マーケットとは何か」ということを考察する「金融市場概論」の講義を行なう。 後期の講義においては、 ゲストスピーカーの講演と広木隆氏が解説を行なう二部構成を予定している。