投信コンサルティングを手がける三菱アセット・ブレインズ株式会社は、金融機関リテール業務での包括的コンサルティングセールス支援ソリューション『Asset Direction(アセット・ダイレクション)』のサービス提供を、2010年度より本格的に開始する。
三菱アセット・ブレインズでは、『Asset Direction(アセット・ダイレクション)』のサービス提供の開始を前に、次のように述べている。
1999年の投信窓販から昨年の保険窓販解禁まで一連の規制緩和のもとで、預金、投資信託、年金、保険、その他金融商品が銀行店頭においてワンストップで提供できるようになり、顧客にとっては、格段に利便性が向上しました。しかしながら、実際には、それぞれの商品の説明やフォローの態勢は縦割りのままであり、たとえば、外貨預金と投資信託を通算して通貨分散の状況を知りたいといった顧客のニーズに応えるのは簡単ではありませんでした。また、顧客保護を徹底し、適合性原則を遵守する観点から、商品横断的に顧客の資産状況を把握し最適な商品を提供するという、真の意味でのコンサルティングセールスを実施できる態勢の構築も重要な課題となっています。
このような課題を解決すべく、MABでは投信評価、コンサルティング業務で蓄積した独自データやノウハウを下に「Asset Direction」を開発しました。金融機関様は「Asset Direction」利用によって、顧客の資産の包括的把握およ
び可視化によるニーズへの気づき、運用資産効率化のための最適な商品の提案・クロージング、さらに運用開始後の定期的なアフターフォローまで一気通貫で対応が可能となり、高い水準での顧客満足や長期的な関係構築が期待できます。
三菱アセット・ブレインズでは、すでに「Asset Direction」をベースにしたツールを大手金融機関向けに開発、納品して実績を積んでおり、今後は個別金融機関様の戦略やニーズに応じてカスタマイズする受託開発、基本機能に絞り込んだ汎用パッケージ開発の両面で展開していく方針。
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