条件付後払申込手数料とは、購入時においては購入手数料がかからないものの、ファンドの購入後の保有期間が一定未満の場合に、売却時に保有期間に応じて課せられる手数料のことです。主に、外国籍の投資信託において採用されています。
英語ではCDSC(contingent deferred sales charge)と呼ばれます。ここでいうcontingentとは「条件付きの」という意味で、この条件は一定の期間保有したか否かということになります。Deferred sales chargeは後払手数料のことで、back-end load(バックエンド・ロード)とも呼ばれます。これに対し、購入時の手数料のことをfront-end load(フロントエンド・ロード)と呼びます。
条件となる保有期間はファンドにより異なります。一般に5年から7年程度が多いようです。また、保有期間が長くなるほど、手数料率は低減します。例えば、保有期間が1年未満であれば、売却時に4%の手数料が課せられ、保有期間が1年以上2年未満であれば3%、保有期間が7年以上になれば後払手数料はかからない、などとなります。
ファンドを購入する際には、他の費用と併せて、購入時、保有期間中、売却時のそれぞれにおいてどのような費用を負担しなければいけないかを、きちんと理解しておくことが大切です。