ファンドの評価や資料などに「期間収益率」という言葉がでてきます。これは何を意味するのでしょうか。
期間収益率 #
期間収益率とは、読んで字のごとく、期間を区切り、その期間中に投資していたら得られたであろう収益率のことです。
たとえば、2024年4月23日にある投資信託を基準価額8,000円で購入し、5月17日に基準価額8,700円で売却したとすれば、期間収益率は、8,700÷8,000-1=8.75%になります。
期間収益率の使い方 #
期間収益率は、主にファンドの投資成果の評価などに用いられます。
一般に、ファンドの投資成果は、「他の投資対象に投資していた場合、どうであったか」との比較で測られます。この時、評価したいファンドの収益計測期間と、比較する相手の投資対象の投資期間は、必ず同じにして比べなければなりません。
たとえば、上記の例ならば、比較対象にTOPIXをつかうとして、そのTOPIXの収益率は、上記と同じく20024年4月23日から5月17日まで投資した場合の収益率を計算しなければなりません。これ以外の比較は、間違った結論をもたらしてしまいます。
期間収益率のまとめ #
期間収益率は、特定の期間内で投資した場合に得られた収益率を示します。例えば、基準価額が8,000円で購入し8,700円で売却した場合、収益率は8.75%です。ファンドの評価では、同じ期間で他の投資対象と比較する際に利用されます。