STAR 50は、上海証券取引所の科創板市場に上場している流動性が高く時価総額の大きい代表的な企業50社で構成された株価指数です。英文の正式名称はIndex Name: SSE Science and Technology Innovation Board 50 Indexです。
STAR 50指数の直近のチャート→https://english.sse.com.cn/markets/indices/data/list/basic/?COMPANY_CODE=000688&INDEX_Code=000688
科創板市場 #
では、この科創板市場とはどのような株式市場なのでしょうか。
科創板市場は、中国のハイテク新興企業向けの株式市場で2019年6月に開設されました。英語の正式名称はScience and Technology Innovation Boardで、一般にSSE STAR Market(SSEはShanghai Stock Exchange上海証券取引所のこと)と呼ばれます。2024年9月13日現在、既に575社が科創板市場に上場しています。
科創板市場がターゲットとするセクター #
科創板市場は次の分野をターゲットとしており、次をミッションとビジョンとして掲げています。
- 新世代 IT
- ハイエンド機器
- 新素材
- 新エネルギー
- 省エネ・環境保護
- バイオメディカル
ミッションとビジョン #
- 技術革新への対応能力を高め、中国経済の質の高い発展を促進する
- 上海国際金融センターと科学技術革新センターの建設を支援し、両センターの共同発展を促進する
- 資本市場の市場化改革を促進し、多層的な資本市場を整備し、資本市場インフラの構築に向けた経験を蓄積する
(科創板市場のHP、弊社翻訳)
科創板市場のセクター別内訳 #
科創板市場のセクター別内訳は次のようになっています。2024年9月13日現在575社が上場しており、そのうち新世代ITが222社と約4割を占めています。
(データ出所:科創板市場)
STAR50をベンチマークとするETF #
2021年4月8日に東京証券取引所に上場した「iFreeETF 中国科創板50(銘柄コード:2628)はSTAR50指数をベンチマークとして、同指数を円換算した値に連動する投資成果を目指すETFです。運用会社は大和アセットマネジメントです。
STAR50指数のまとめ #
STAR50指数は、中国のハイテク新興企業向け市場「科創板(SSE STAR Market)」に上場する時価総額が大きく流動性の高い50社で構成された株価指数です。科創板市場は、新世代ITや新エネルギーなどの革新的分野をターゲットに2019年に開設されました。日本ではSTAR50指数をベンチマークとするETF「iFreeETF 中国科創板50」が東京証券取引所に上場しています。