TOPIX高配当40指数は、東京証券取引所が算出する株価指数の一つである「TOPIX100」を構成する銘柄のうち、配当利回りが相対的に高い40銘柄により構成される株価指数です。時価総額加重平均型の株価指数ですが、各銘柄の構成比率の上限は5%に制限されています。配当利回りについては、直近1年間の実績配当利回りで判断されます。
TOPIX100指数は、東京証券取引所第一部に上場している銘柄のうち、時価総額と流動性の高い100銘柄で構成されています。したがって、TOPIX高配当40指数は、時価総額並びに流動性の高い銘柄の中で、配当利回りが高い40銘柄で構成されている株価指数ということです。
TOPIX高配当40指数は東京証券取引所が算出・公表しています。組入銘柄と組み入り比率は年1回(6月最終営業日)見直しが行われます。
TOPIX高配当40指数の構成銘柄(組入時価総額上位10社) #
(2024年3月24日現在)
銘柄コード | 銘柄名 | 業種 | 構成比率 | |
1 | 7203 | トヨタ自動車 | 輸送用機器 | 7.09% |
2 | 8058 | 三菱商事 | 卸売業 | 6.74% |
3 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 銀行業 | 5.79% |
4 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 銀行業 | 5.44% |
5 | 8031 | 三井物産 | 卸売業 | 5.36% |
6 | 7974 | 任天堂 | その他製品 | 4.92% |
7 | 8001 | 伊藤忠商事 | 卸売業 | 4.37% |
8 | 8766 | 東京海上ホールディングス | 保険業 | 4.35% |
9 | 7267 | 本田技研工業 | 輸送用機器 | 4.26% |
10 | 8411 | みずほフィナンシャルグループ | 銀行業 | 3.85% |
TOPIX高配当40指数をベンチマークとするETF: #
大和アセットマネジメントが運用・管理する「iFreeETF TOPIX高配当40指数(1651)」は、TOPIX高配当40指数をベンチマークとするETFで、東京証券取引所に上場しています。
TOPIX高配当40指数以外にも日本株を対象とした高配当株価指数とそれをベンチマークとするETFには次のものがあり明日。
指数名 | 指数算出会社 | ETF | 運用会社 |
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東証配当フォーカス100指数 | 東京証券取引所 | 上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)(1698) | 日興アセットマネジメント |
日経平均高配当株50指数 | 日本経済新聞社 | NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489) | 野村アセットマネジメント |
野村日本株高配当70 | 野村證券 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1577) | 野村アセットマネジメント |
MSCIジャパン高配当利回りインデックス | MSCI | iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回りETF(1478) | ブラックロック・ジャパン |
S&P/JPX 配当貴族指数 | S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス | One ETF 高配当日本株(1494) | アセットマネジメントOne |
MSCIジャパン・高配当セレクト25指数(配当込み) | MSCI | グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式ETF(2564) | Global X Japan |
Mirae Asset Japan High Dividend 30 Index(配当込み) | Mirae Asset Global Index Private Limited | グローバルX 高配当30-日本株式ETF(235A) | Global X Japan |
TOPIX高配当40指数のまとめ #
TOPIX高配当40指数は、TOPIX100に含まれる時価総額と流動性の高い銘柄の中から、配当利回りが高い40銘柄で構成される株価指数です。配当利回りは直近1年間の実績に基づき、構成比率は時価総額加重型で上限5%に制限されています。組入銘柄は年1回見直され、トヨタ自動車や三菱商事などが上位を占めます。この指数をベンチマークとするETFとして「iFreeETF TOPIX高配当40指数(1651)」が運用されています。