投資信託の純資産総額ランキング (2018年3月)


投資信託の純資産総額ランキング

投資信託純資産総額ランキング

新光US-REITオープン《ゼウス》が1位を奪還

投資信託事情・投信まとなびによると、2018年3月の国内最大ファンド上位50位ランキング(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は下表の通りでした。

アセットマネジメントOneが運用する「新光 US-REITオープン《ゼウス》」が首位を奪還しました。しかし、同ファンドの2018年3月末の純資産額は約7,844億円で2018年2月末のから約371億円減少しました。

レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は第5位に順位を上げました。ひふみプラスの3月末の純資産額は5,729億円で、2月末から約171億円増加しました。

 

分配頻度

純資産額上位50位までのファンドの分配頻度を見ると、毎月分配型のファンドが31本と引き続き過半数を占め、次いで年1回分配ファンドが14本、年2回分配ファンドが5本でした。

分配頻度別内訳(2018年3月)

投資対象

投資対象資産別の分布を見ると、外国の株式に投資するファンドが14本と最も多く、次いで外国の債券12本、外国のREIT不動産投資信託)と国内の株式に投資するファンドが各々7本、アロケーション型が5本、国内の債券に投資するファンドが3本、国内のREITに投資するファンドが2本でした。引き続き外国資産に投資するファンドが過半数を占めています。

投資対象別内訳(2018年3月)

資金増減状況

投資信託の人気のバロメーターでもある月中の資金増減(月中の設定額から解約額を差引いた額)を見ると、純資産額上位50位までのファンドの中で資金増加額が最も大きかったのは、前月と同じBNYメロン・アセット・マネジメントの「モビリティ・イノベーション・ファンド」で、増加額は430億円でした。同ファンドは、日本を含む世界の金融商品取引所等に上場している自動運転車、EV(電気自動車)、車のIT化および車の共有(シェアリング)に関連する企業の株式に投資するファンドで、2018年1月22日に設定されました。また、日興アセットマネジメントの「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2)」も好調が続いており、259億円の資金増加となりました。また、レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は207億円の資金増加でした。

月間資金増加額上位5位ファンドは次の通りです。

月間資金増加額上位5位ファンド(2018年3月)
運用会社 ファンド名 月末純資産額(億円) 月間資金増加額(億円)
BNYメロン モビリティ・イノベーションF 2,861 430
日興AM グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2) 4,763 259
大和投信 ロボット・テクノロジー関連株F -ロボテック- 3,820 219
レオス ひふみプラス 5,729 207
AM-One 新興国ハイクオリティ成長株式ファンド《未来の世界(新興国)》 2,175 193

 

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、月中の資金減少額が最も大きかったのは、前月と同じ「ラサール・グローバルREITファンド(毎月)」で、減少額は229億円でした。純資産額上位50位ファンドの中で月間の資金減少額が最も大きかったファンド5本は次の通りです。海外リートに投資するファンドの資金減少が引き続き目立っています。

 

月間資金減少額上位5位ファンド(2018年3月)

運用会社

ファンド名 月末純資産額(億円)

月間資金減少額(億円)

日興AM ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 6,094 -229
フィデリティ投信 フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,423 -200
フィデリティ投信 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,828 -168
AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,844 -166
三菱UFJ国際投信 ワールド・リート・オープン(毎月) 3,355 -102

 

騰落率

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率がプラスだったのは50本中14本でした。過去1カ月の騰落率が最も高かったのは「ダイワ米国リート・ファンド(毎月)ヘッジ無」で、騰落率は+2.6%でした。過去1カ月の騰落率上位5ファンドは次の通りです。

運用会社 ファンド名 純資産額(億円) 騰落率(1カ月)
大和投信 ダイワ米国リート・ファンド(毎月)ヘッジ無 3,699 2.6%
大和投信 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 5,563 2.5%
フィデリティ投信 フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,423 2.5%
AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,844 2.2%
日興AM ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 6,094 2.0%

 

また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスとなったのは、50本中7本だけでした。過去3カ月の騰落率が最も高かったのは、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月)」で、騰落率は+3.1%でした。過去3カ月の騰落率が最も高かったファンド5本は次の通りです。

運用会社 ファンド名 純資産額(億円) 騰落率(3カ月)
三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 2,836 3.1%
しんきんAM しんきんJリートオープン(毎月) 2,319 2.2%
大和投信 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,831 0.5%
野村AM 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,291 0.3%
三井住友AM グローバルAIファンド 2,983 0.3%

 

騰落率データの詳細については、投信まとなびの投信検索等http://www.matonavi.jp/retrieval/で詳細をご確認下さい。

 

【国内最大ファンド・ランキング(2018年3月)】
順位 運用会社 ファンド名 純資産(億円) 資金増減(億円) 1カ月騰落率 3カ月騰落率
1 AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,844 -166 2.2 -11.4
2 フィデリティ投信 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,828 -168 -1.8 -7.0
3 フィデリティ投信 フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,423 -200 2.5 -12.8
4 日興AM ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 6,094 -229 2.0 -10.4
5 レオス ひふみプラス 5,729 207 -0.7 -1.6
6 ピクテ投信 ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 5,651 21 -0.9 -8.6
7 大和投信 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 5,563 -33 2.5 -11.9
8 日興AM グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 5,101 103 -4.0 -4.9
9 野村AM 野村インド株投資 5,040 -67 -3.5 -8.9
10 三菱UFJ国際投信 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 5,036 -53 0.5 -4.7
11 大和投信 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,831 54 0.2 0.5
12 日興AM グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2) 4,763 259 -4.0 -3.3
13 フィデリティ投信 フィデリティ・日本成長株・ファンド 4,080 32 -1.2 -3.1
14 レッグ・メイソン LM・オーストラリア高配当株F(毎月) 4,013 14 -5.9 -12.2
15 大和投信 ロボット・テクノロジー関連株F -ロボテック- 3,820 219 -4.0 -5.3
16 岡三AM アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 3,806 -4 -4.4 -6.3
17 大和投信 ダイワ米国リート・ファンド(毎月)ヘッジ無 3,699 -56 2.6 -11.8
18 東京海上AM 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 3,606 10 -0.1 0.2
19 野村AM 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,515 -34 0.6 -4.4
20 野村AM 野村PIMCO・世界インカム戦略F A(ヘッジ有 年2) 3,490 50 0.1 -0.9
21 日興AM 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,453 31 -0.8 -2.6
22 三菱UFJ国際投信 ワールド・リート・オープン(毎月) 3,355 -102 0.5 -12.8
23 野村AM 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,291 -50 0.1 0.3
24 さわかみ投信 さわかみファンド 3,182 2 -3.0 -5.4
25 大和投信 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 3,138 31 -3.8 -4.9
26 野村AM 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,119 -5 0.4 -4.7
27 大和投信 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 3,028 -49 -2.1 -6.6
28 三井住友AM グローバルAIファンド 2,983 -87 -4.2 0.3
29 BNYメロン モビリティ・イノベーションF 2,861 430 -3.2
30 ピクテ投信 ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 2,860 -4 -4.4 -1.5
31 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 2,836 -30 0.0 3.1
32 大和投信 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 2,781 -83 0.1 0.1
33 AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジ無)《未来の世界》 2,523 88 -2.6 -1.3
34 大和住銀投信 短期豪ドル債オープン (毎月) 2,351 -36 -2.4 -7.0
35 しんきんAM しんきんJリートオープン(毎月) 2,319 19 -0.7 2.2
36 アムンディ SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチF《あんしんスイッチ》 2,316 102 -0.5 -1.6
37 JPモルガン JPMベスト・インカム(毎月) 2,265 62 -1.8 -2.8
38 UBS AM UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,218 -53 -0.3 -2.6
39 野村AM 野村インド債券ファンド(毎月) 2,179 42 -1.0 -7.3
40 AM-One 新興国ハイクオリティ成長株式ファンド《未来の世界(新興国)》 2,175 193 -3.6 -3.6
41 野村AM 野村 ファンドラップ日本株 2,141 28 -4.0 -5.1
42 日興AM スマート・ファイブ(毎月) 2,131 70 -0.4 -3.1
43 大和住銀投信 日本株アルファ・カルテット(毎月) 2,114 51 -6.1 -11.0
44 三井住友AM アジア好利回りリートF 2,041 -5 -1.0 -8.4
45 野村AM 野村 ファンドラップ外国債券A(ヘッジ有) 2,029 6 0.4 -0.9
46 日興AM インデックスファンド225 2,020 93 -2.1 -5.1
47 大和投信 ダイワ高格付カナダドル債Op(毎月) 1,991 -30 -1.6 -8.5
48 日興AM グローバル・フィンテック株式F 1,948 68 -3.3 -0.8
49 三菱UFJ国際投信 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 1,903 -24 -2.7 -6.4
50 日興AM 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 1,866 -32 -1.1 -5.3

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)