投資信託の純資産総額ランキング (2018年5月)


投資信託の純資産総額ランキング

投資信託純資産総額ランキング

フィデリティ・USハイ・イールドが1位をキープ

投資信託事情・投信まとなびによると、2018年5月の国内最大ファンド上位50位ランキング(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は下表の通りでした。

フィデリティ投信が運用する「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」が先月に続き首位を維持しました。しかし、同ファンドの2018年5月末の純資産額は約7,648.4億円で2018年4月末から約244億円減少しています。

レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は第4位に順位を上げました。ひふみプラスの5月末の純資産額は6,007.6億円で、4月末から約139億円増加しました。

 

分配頻度

純資産額上位50位までのファンドの分配頻度を見ると、毎月分配型のファンドが29本と引き続き過半数を占め、次いで年1回分配ファンドが16本、年2回分配ファンドが5本でした。

分配頻度別内訳

投資対象

 純資産額上位50位までのファンドの投資対象資産別の分布を見ると、外国の株式に投資するファンドが14本と最も多く、次いで外国債10本、外国のREIT不動産投資信託)と国内の株式に投資するファンドが各々7本、アロケーション型と国内の債券に投資するファンドが各5本、国内のREITに投資するファンドが2本でした。引き続き外国資産に投資するファンドが過半数を占めています。

投資対象別内訳

資金増減

投資信託の人気のバロメーターでもある月中の資金増減(月中の設定額から解約額を差引いた額)を見ると、純資産額上位50位までのファンドの中で資金増加額が最も大きかったのは、アセットマネジメントOneの「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(ヘッジ無)《未来の世界》」で、増加額は約200.6億円でした。グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(ヘッジ無)《未来の世界》は、投資アイデアの分析・評価や、個別企業の競争優位性、成長力の評価に基づき選定した質の高いと考えられる企業(このような企業を同ファンドでは「ハイクオリティ成長企業」と呼んでいます)の中から、市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄を厳選して投資を行うファンドで、2016年9月30日に設定されました。

また、純資産額で4位に順位を上げたレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は約74.2億円の資金増加でした。

なお、月間の資金増加となったのは上位50位ファンドのうち24ファンドでした。月間資金増加額上位5位ファンドは次の通りです。

 

【月間資金増加額上位5位ファンド(2018年5月)】

運用会社 ファンド名 月末純資産額(億円) 月間資金増加額(億円)
AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジ無)《未来の世界》 3,107.5 200.6
野村 野村ファンドラップ債券プレミア 1,932.1 187.3
日興 スマート・ファイブ(毎月) 2,389.1 142.3
AM-One 新興国ハイクオリティ成長株式ファンド《未来の世界(新興国)》 2,494.4 137.1
東京海上 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 3,844.8 133.9

 

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、5月の月中資金減少額が最も大きかったのは、アセットマネジメントOneの「新光US-REITオープン《ゼウス》」で、減少額は約309億円でした。純資産額上位50位ファンドの中で月間の資金減少額が最も大きかったファンド5本は次の通りです。海外リートに投資するファンドの資金減少が引き続き目立っています。

 

運用会社 ファンド名 月末純資産額(億円) 月間資金減少額(億円)
AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,145.9 -309.0
フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,454.6 -168.5
日興 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 5,979.4 -161.9
フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,648.4 -151.5
三井住友 グローバルAIファンド 3,113.0 -110.8

 

 

騰落率

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、運用期間が1年以上あるファンド47本のうち過去1年の騰落率がプラスだったのは33本でした。過去1年の騰落率が最も高かったのは日興アセットマネジメントの「グローバル・フィンテック株式ファンド」で、騰落率は+31.6%でした。過去1年の騰落率上位5ファンドは次の通りです。

運用会社 ファンド名 純資産額(億円) 騰落率(1年)%
日興 グローバル・フィンテック株式ファンド 2,054.2 31.6
AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(ヘッジ無)《未来の世界》 3,107.5 29.1
レオス ひふみプラス 6,007.6 25.1
三井住友 グローバルAIファンド 3,113.0 22.9
フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 4,091.4 16.5

 

また、過去5年の騰落率を見ると、純資産額上位50位までのファンドで5年以上の運用期間があった36本のうち騰落率がプラスとなったのは、34本でした。過去5年の騰落率が最も高かったのは、レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」で、騰落率は+162.1%でした。過去5年の騰落率が最も高かったファンド5本は次の通りです。

運用会社 ファンド名 純資産額(億円) 騰落率(5年)%
レオス ひふみプラス 6,007.6 162.1
野村 野村インド株投資 4,936.3 74.3
フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 4,091.4 74.1
さわかみ さわかみファンド 3,211.2 70.6
大和 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 3,210.7 69.9

 

騰落率データの詳細については、投信まとなびの投信検索等http://www.matonavi.jp/retrieval/で詳細をご確認下さい。

【国内最大ファンド・ランキング(上位50位)(2018年5月)】

順位 運用会社 ファンド名 純資産(億円) 資金増減(億円) 騰落率(1年) 騰落率(5年)
1 フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,648.4 -151.5 0.6 21.5
2 フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,454.6 -168.5 -1.2 32.9
3 AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,145.9 -309.0 -0.8 24.5
4 レオス ひふみプラス 6,007.6 74.2 25.1 162.1
5 日興 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 5,979.4 -161.9 1.2 24.5
6 大和 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 5,722.6 15.7 -1.2 32.0
7 ピクテ ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 5,615.8 24.1 -4.1 17.1
8 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 5,186.0 -35.3 15.2
9 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2) 5,084.8 103.1 15.5
10 野村 野村インド株投資 4,936.3 -93.3 6.4 74.3
11 大和 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,895.5 40.2 1.0 9.0
12 三菱UFJ国際 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 4,867.6 -53.8 -1.6 5.4
13 フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 4,091.4 7.4 16.5 74.1
14 大和 ロボット・テクノロジー関連株F -ロボテック- 4,043.0 10.1 15.1
15 レッグ・メイソン LM・オーストラリア高配当株F(毎月) 3,945.4 -16.8 -0.2 13.5
16 東京海上 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 3,844.8 133.9 2.0 19.1
17 岡三 アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 3,682.7 -9.1 4.1 15.3
18 大和 ダイワ米国リート・ファンド(毎月)ヘッジ無 3,680.3 -34.3 -1.2 31.5
19 日興 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,504.5 58.8 3.5 22.4
20 野村 野村PIMCO・世界インカム戦略F A(ヘッジ有 年2) 3,443.2 -16.4 -0.9
21 野村 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,406.3 -13.8 -0.4 11.1
22 三菱UFJ国際 ワールド・リート・オープン(毎月) 3,365.1 -55.4 -0.9 19.8
23 さわかみ さわかみファンド 3,211.2 -6.6 15.1 70.6
24 大和 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 3,210.7 30.0 14.1 69.9
25 野村 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,147.3 -101.3 0.5 9.4
26 三井住友 グローバルAIファンド 3,113.0 -110.8 22.9
27 AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジ無)《未来の世界》 3,107.5 200.6 29.1
28 野村 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,069.7 14.9 -0.6 12.5
29 BNYメロン モビリティ・イノベーションF 2,990.7 60.3
30 大和 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 2,935.9 -54.5 0.1 -2.7
31 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 2,751.4 -71.7 4.0 46.5
32 大和 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 2,684.6 -47.7 0.1 6.8
33 ピクテ ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 2,639.4 -20.0 7.3 0.7
34 AM-One 新興国ハイクオリティ成長株式ファンド《未来の世界(新興国)》 2,494.4 137.1
35 日興 スマート・ファイブ(毎月) 2,389.1 142.3 0.7
36 しんきん しんきんJリートオープン(毎月) 2,375.3 30.5 1.8 39.5
37 アムンディ SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチF《あんしんスイッチ》 2,344.7 16.4
38 JPモルガン JPMベスト・インカム(毎月) 2,339.0 33.5 0.2
39 大和住銀 短期豪ドル債オープン (毎月) 2,283.9 -33.5 0.9 -6.4
40 野村 野村 ファンドラップ日本株 2,279.8 101.4 14.9 68.7
41 野村 野村インド債券ファンド(毎月) 2,124.4 13.8 -3.1 20.3
42 UBS UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,091.1 -51.9 -2.0 3.6
43 日興 インデックスファンド225 2,079.8 -16.5 14.3 69.1
44 日興 グローバル・フィンテック株式F 2,054.2 -33.3 31.6
45 三井住友 アジア好利回りリートF 2,014.9 -20.8 6.2 20.4
46 野村 野村 ファンドラップ外国債券A(ヘッジ有) 2,003.5 -10.9 -1.0 6.9
47 大和住銀 SMBCファンドラップ・日本債 1,938.9 25.7 0.3 9.8
48 大和 ダイワファンドラップ 外国株式セレクト 1,932.9 14.1 7.4 53.9
49 野村 野村ファンドラップ債券プレミア 1,932.1 187.3 0.7
50 大和住銀 日本株アルファ・カルテット(毎月) 1,921.6 26.6 0.3

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)