投資信託事情・投信まとなびによると、2015年5月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託、ETFは除く)は次の通りでした。
新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が純資産総額約1.42兆円で、8カ月連続して1位をキープしました。「新光US-REITオープン」は、米国の取引所上場および店頭市場登録の不動産投資信託証券(US-REIT)に分散投資を行ない、市場平均よりも高い水準の配当収益の確保と長期的な値上がり益の獲得を目指すファンドで、2004年09月30日に設定されました。また、2位から18位までのファンドの順位は、前月から変わりは見られませんでした。50位までのファンドで2015年5月に大きく順位を上げたのは、三菱UFJ国際投信投資顧問(国際投信投資顧問は、7月1日付けで三菱UFJ投信と合併し、現在は三菱UFJ国際投信株式会社)の「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》」で、前月の50位から40位に順位を上げました。
分配頻度を見ると、上位50位中42ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが6本、年2回分配ファンドと年6回分配ファンドが各1本でした。
投資対象資産で見ると、引き続き、外国のREIT(不動産投資信託)や外国の債券に投資するファンドが多く見られました。
また上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、最も資金増加額が大きかったのは、三井住友アセットマネジメントが運用する「アジア好利回りリート・ファンド」で、増加額は約435億円でした。同ファンドは、前月(2015年4月)にも496億円増加しています。次いで資金増加が大きかったのは岡三アセットマネジメントの「アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月)」(+423億円)でした。
一方、月中の資金減少額が最も大きかったのは、前月(2015年4月)と同じ「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月」で、減少額は前月比約283億円でした。次いで減少額が大きかったのは、三菱UFJ国際投信のグローバル・ソブリン・オープン(毎月分配型)で、減少額は149億円でした。
順位 | 運用会社 | 分配頻度 | ファンド名 | 前回順位 | 月末純資産(億円) | 月中資金増減(億円) |
1 | 新光投信 | 12 | 新光US-REITオープン《ゼウス》 | 1 | 14,272 | 10 |
2 | 日興AM | 12 | ラサール・グローバルREITファンド(毎月) | 2 | 13,186 | 156 |
3 | フィデリティ投信 | 12 | フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド | 3 | 11,933 | 26 |
4 | 野村AM | 12 | 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 | 4 | 10,913 | -283 |
5 | ピクテ投信 | 12 | ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) | 5 | 10,221 | -2 |
6 | 三菱UFJ国際 | 12 | グローバル・ソブリン・オープン (毎月) | 6 | 9,838 | -149 |
7 | フィデリティ投信 | 12 | フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) | 7 | 9,544 | 182 |
8 | 岡三AM | 12 | アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) | 8 | 8,600 | 423 |
9 | 大和投信 | 12 | ダイワ米国リート・ファンド(毎月) | 9 | 7,907 | 82 |
10 | ピクテ投信 | 12 | ピクテ新興国インカム株式F(毎月) | 10 | 7,502 | 38 |
11 | 三菱UFJ国際 | 12 | ワールド・リート・オープン(毎月) | 11 | 6,588 | 79 |
12 | 大和投信 | 12 | ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) | 12 | 6,334 | 97 |
13 | 大和投信 | 12 | ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 | 13 | 5,661 | 10 |
14 | 大和投信 | 12 | ダイワ高格付カナダドル債Op(毎月) | 14 | 5,660 | 15 |
15 | 大和住銀投信 | 12 | 短期豪ドル債オープン (毎月) | 15 | 5,242 | -76 |
16 | 日興AM | 12 | 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 | 16 | 4,764 | 16 |
17 | 三井住友トラスト | 12 | J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) | 17 | 4,501 | 51 |
18 | 日興AM | 12 | 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 | 18 | 4,280 | -9 |
19 | 野村AM | 12 | 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 | 20 | 4,113 | 157 |
20 | 大和投信 | 12 | ダイワ日本国債ファンド(毎月) | 19 | 4,026 | 55 |
21 | フィデリティ投信 | 1 | フィデリティ・日本成長株・ファンド | 22 | 3,719 | -72 |
22 | アムンディ | 12 | アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (トルコリラ) | 21 | 3,668 | 18 |
23 | 野村AM | 12 | 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) | 23 | 3,660 | 243 |
24 | 大和投信 | 1 | ダイワFラップ日本債券セレクト | 25 | 3,416 | 189 |
25 | さわかみ | 1 | さわかみファンド | 26 | 3,356 | -36 |
26 | ニッセイAM | 12 | ニッセイ J-REITファンド(毎月) | 27 | 3,257 | 94 |
27 | アムンディ | 12 | アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (豪ドル) | 24 | 3,140 | -26 |
28 | DIAMアセット | 12 | DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) | 28 | 3,046 | -22 |
29 | DIAMアセット | 12 | DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 | 29 | 2,968 | -22 |
30 | 損保J日本興亜 | 12 | 好配当グローバルREITプレミアムF 通貨セレクト《トリプルストラテジー》 | 30 | 2,877 | -74 |
31 | 野村AM | 12 | 野村外国債券インデックス(野村一任口座) | 37 | 2,853 | 235 |
32 | 三井住友AM | 12 | アジア好利回りリート・F | 41 | 2,816 | 435 |
33 | 大和投信 | 12 | ダイワ米国株ストラテジーα -トリプルリターンズ- レアル(毎月) | 31 | 2,752 | -24 |
34 | 大和投信 | 12 | ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) | 32 | 2,724 | -32 |
35 | 日興AM | 12 | 日興ピムコ・ハイインカム・ソブリンF毎月 (トルコリラ) | 33 | 2,707 | -77 |
36 | 三菱UFJ国際 | 12 | 三菱UFJ グローバル・ボンド・Op(毎月)《花こよみ》 | 34 | 2,646 | 27 |
37 | 三井住友トラスト | 12 | オーストラリア公社債ファンド《オージーボンド》 | 35 | 2,614 | -2 |
38 | 大和投信 | 12 | ブラジル・ボンド・Op(毎月) | 36 | 2,512 | -82 |
39 | 新光投信 | 12 | 新光J-REITオープン | 39 | 2,511 | 17 |
40 | 三菱UFJ国際 | 2 | グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 | 50 | 2,492 | 179 |
41 | 野村AM | 6 | マイストーリー分配型(年6回)B | 40 | 2,490 | -35 |
42 | 大和住銀投信 | 12 | カナダ高配当株ツインα(毎月) | 38 | 2,483 | 62 |
43 | 野村AM | 12 | 野村日本債券インデックス(野村一任口座) | 43 | 2,424 | 174 |
44 | 野村AM | 12 | 野村 Fラップ外国債券B(ヘッジ無) | 47 | 2,421 | 184 |
45 | 三井住友トラスト | 1 | コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 | 44 | 2,388 | 119 |
46 | 野村AM | 12 | 野村日本高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 | 46 | 2,372 | 37 |
47 | レッグ・メイソン | 12 | LM・オーストラリア毎月ファンド | 42 | 2,325 | 28 |
48 | 日興AM | 1 | インデックスファンド225 | 45 | 2,297 | -42 |
49 | 野村AM | 1 | 日本企業価値向上F(限定追加型) | 48 | 2,279 | -2 |
50 | UBS AM | 12 | UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) | 49 | 2,154 | 25 |
(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)