国内最大ファンド・ランキング（2015年12月）

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投資信託事情・投信まとなびによると、2015年12月の国内最大ファンド上位50位（追加型株式投資信託、ETFは除く）は除く）は表の通りでした。

新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が15カ月連続して1位をキープしました。同ファンドの2015年12月末の純資産総額は約1.39兆円で、2015年11月末に比べて約135億円増加しました。

分配頻度を見ると、上位50位中40ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが8本、年2回分配ファンドと年6回分配ファンドが各1本でした。

投資対象資産で見ると、引き続き、外国の債券に投資するファンドが16本で最も多く、次いで、外国のREIT（不動産投資信託）に投資するファンドが9本、日本の株式に投資するファンドが8本と続きました。なお、日本の株式に投資するタイプのファンドで最も純資産総額が大きかったのは先月と同じ「フィデリティ・日本成長株・ファンド」で純資産総額は約3,559億円でした。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、日興アセットマネジメントの「グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年)」で、増加額は約1,040億円でした。同ファンドは、日本を含む世界各国の金融商品取引所に上場されているロボティクス関連企業の株式に投資を行なうファンドで、2015年8月31日に設定されました。次に資金増加額が大きかったのはフィデリティ投信が運用する「フィデリティ・USリート・ファンドＢ(ヘッジ無)」で増加額は598億円、次いで、「新光 US－REITオープン《ゼウス》」の＋387億円でした。

一方、月中の資金減少額が最も大きかったのは、12月も「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信（米ドル）毎月」で、減少額は約398億円でした。次いで減少額が大きかったのは、「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」の－232億円、「ピクテ新興国インカム株式Ｆ(毎月)」の－152億円の順でした。

なお、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率については、14ファンドでプラス、残り36ファンドでマイナスでした。過去1カ月の騰落率が最も高かったファンドは、「三菱UFJ グローバル・ボンド・オープン(毎月)《花こよみ》」の＋1.4でした。また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中44本で、海外のREITに投資するファンドと日本のREITに投資するタイプが好調でした。最も騰落率が高かったのは「日本株アルファ・カルテット(毎月)」の＋16.9％で、次いで「野村日本高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月」＋14.6％、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》」で+14.4％と続きました。3カ月騰落率のマイナスが最も大きかったのは「ﾀﾞｲﾜ高格付カナダドル債オープン(毎月)」で、騰落率は－2.2％でした。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、12月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは14本だけでした。更に5,000円を下回るファンドが8本ありました。

【国内最大ファンド・ランキング（2015年12月）】

（データ出所：投信まとなび・投資信託事情）