投資信託の純資産総額ランキング(2016年2月)


投資信託事情・投信まとなびによると、2016年2月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は表の通りでした。

新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が17カ月連続して1位をキープしました。ただ、同ファンドの2016年2月末の純資産総額は約1.298兆円で、2016年1月末に比べて約350億円減少しました。また、同ファンドの2月末の基準価額は3,804円と低迷しています。

分配頻度を見ると、上位50位中40ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが7本、年2回、年4回、年6回分配ファンドが各1本でした。

投資対象資産で見ると、引き続き、外国の債券に投資するファンドが15本で最も多く、次いで、外国のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドが9本、外国の株式に投資するファンドが7本、日本のREITに投資するファンドと日本の株式に投資するファンドが各々6本と続きました。日本の債券に投資するファンドは4本、アセット・アロケーション型ファンドが3本でした。

日本の株式に投資するタイプのファンドで最も純資産総額が大きかったのは先月と同じ「フィデリティ・日本成長株・ファンド」で純資産総額は約3,099億円でしたが、前月に比べて約259億円減少しました。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、前月と同じく「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」で、増加額は約553億円でした。次いで、「新光 US-REITオープン《ゼウス》」の490億円でした。

一方、月中の資金減少額が最も大きかったのは、「ダイワ日本国債ファンド(毎月)」の-250億円、「ニッセイ J-REITファンド(毎月)」の-170億円、「ピクテ新興国インカム株式F(毎月)」の-129億円の順でした。

なお、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率については、プラスになったのは13ファンドだけで、残り37ファンドでマイナスでした。過去1カ月の騰落率が最も高かったファンドは、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月)」の+5.9%で、次いで「しんきんJリートオープン(毎月)」の+5.6%、「新光J-REITオープン」の+5.4%と、前月に続き上位3位を国内REITに投資するファンドが独占しました。

また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中10本だけでした。上位3位までを、やはり国内REITに投資するファンドが独占しました。最も騰落率が高かったのは「しんきんJリートオープン(毎月)」の+8.1%、「ニッセイ J-REITファンド(毎月)」+7.5%、「新光J-REITオープン」+7.4%でした。一方で、3カ月騰落率のマイナスが最も大きかったのは「日本株アルファ・カルテット(毎月)」で、騰落率は-20.1%でした。次に下落したのは「JPX日経400アクティブ・プレミアムOp.(毎月)《JPXプレミアム》」-18.9%、「インデックスファンド225」の-18.8%と続き、日本株式ファンドの低迷が目立ちました。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、1月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは10本だけでした。また基準価額が5,000円を下回るファンドが14本ありました。最も基準価額が高かったのは「さわかみファンド」で、月末基準価額は18,312円でした。一方、最も基準価額が低かったのは「ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月)」で、2,156円でした。

 

【国内最大ファンド・ランキング(2016年2月)】
順位 運用会社 ファンド名 決算回数 月末純資産(億円) 月中資産増減(億円) 月末基準価額(円)
1 新光 新光 US-REITオープン《ゼウス》 12 12,980 490 3,804
2 日興 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 12 12,089 317 3,319
3 フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 12 10,561 553 5,031
4 フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 12 8,302 -65 4,078
5 ピクテ ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 12 8,180 71 4,404
6 三菱UFJ国際 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 12 7,950 -75 5,303
7 大和 ダイワ米国リート・ファンド(毎月) 12 7,037 111 5,295
8 大和 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 12 6,106 190 4,762
9 三菱UFJ国際 ワールド・リート・オープン(毎月) 12 5,722 169 3,720
10 岡三 アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月) 12 5,570 -56 2,721
11 野村 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 12 5,196 -66 9,301
12 大和 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 1 4,404 -24 11,522
13 大和 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 12 4,397 -250 10,331
14 大和 ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月)《杏の実》 12 4,339 -62 5,732
15 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 12 4,288 -56 9,027
16 日興 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 12 3,982 -30 6,475
17 大和 ダイワ高格付カナダドル債オープン(毎月) 12 3,883 -43 4,977
18 野村 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 12 3,860 -7 9,627
19 野村 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) 12 3,805 13 10,937
20 大和住銀投信 短期豪ドル債オープン (毎月) 12 3,778 -23 4,542
21 ピクテ ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 12 3,620 -129 2,156
22 日興 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 12 3,490 7 5,287
23 三菱UFJ国際 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 2 3,374 10 8,743
24 野村 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 12 3,340 -52 10,849
25 野村 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 12 3,178 12 9,246
26 ニッセイ ニッセイ J-REITファンド(毎月) 12 3,126 -170 6,270
27 フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 1 3,099 29 16,554
28 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 1 2,869 125 9,126
29 三井住友 アジア好利回りリートファンド 12 2,801 -14 8,868
30 ニッセイ JPX日経400アクティブ・プレミアムオープン.(毎月)《JPXプレミアム》 12 2,570 62 7,735
31 野村 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 12 2,520 4 6,460
32 さわかみ さわかみファンド 1 2,513 3 18,312
33 DIAM DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 12 2,416 0 4,705
34 ゴールドマン GS 米国REIT ファンド B(毎月、ヘッジ無)《コロンブスの卵》 12 2,379 131 3,468
35 DIAM DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 12 2,326 -15 7,404
36 しんきん しんきんJリートオープン(毎月) 12 2,320 1 7,508
37 新光 新光J-REITオープン 12 2,312 -5 6,632
38 三井住友トラスト コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 1 2,244 -31 11,466
39 日興 インデックスファンド225 1 2,216 82 4,383
40 大和 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) 12 2,198 -19 6,799
41 大和 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 1 2,166 -6 11,159
42 大和住銀投信 日本株アルファ・カルテット(毎月) 12 2,161 46 4,203
43 野村 野村 Fラップ日本債券(毎月) 12 2,019 -51 10,855
44 三菱UFJ国際 三菱UFJ グローバル・ボンド・Op(毎月)《花こよみ》 12 2,010 -3 6,702
45 新光 りそなJリート・アクティブ・オープン《日本のツボ》 12 2,001 -41 13,053
46 アムンディ アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (トルコリラ) 12 1,997 -90 5,271
47 UBS UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 12 1,981 4 9,046
48 三井住友トラスト オーストラリア公社債ファンド《オージーボンド》 12 1,956 6 6,464
49 三菱UFJ国際 三菱UFJ Jリートオープン(3ヵ月) 4 1,919 15 6,769
50 野村 マイストーリー分配型(年6回)B 6 1,914 -12 8,198

 

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)