投資信託の純資産総額ランキング (2017年1月)、「フィデリティ・USリートB」が1位をキープ


純資産額ランキング、第1位は「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」

 

投資信託事情・投信まとなびによると、2017年1月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は表の通りでした。

フィデリティ投信の運用する「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」が3カ月連続で1位をキープしました。同ファンドの1月末の純資産は約1.47兆円(2016年12月は1.55兆円)でした。基準価額は4,477円(2016年12月末は4,666円)でした。「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」は、米国の取引所に上場している不動産投資信託(リート)に分散投資を行うアクティブ運用型のファンドです。

 

分配頻度と投資対象

50位までのファンドの分配頻度を見ると、毎月分配型のファンドが40本で、年1回分配ファンドが9本、年2回分配ファンドが1本でした。

投資対象資産で見ると、外国の債券に投資するファンドが13本と最も多く、次いで、外国のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドと外国の株式に投資するファンドが各々9本、日本のREITに投資するファンドが6本、日本の株式に投資するファンドが5本、アセット・アロケーション型フと日本の債券に投資するファンドが各々4本でした。

 

上位50位ファンドの資金増減

 

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、2016年12月と同じくレッグ・メイソン・アセット・マネジメントが運用する「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月)」で、増加額は約541億円でした。次に資金増加額が大きかったのは、「東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》」で、資金増加額は約155億円でした。「東京海上・円資産バランスファンド(毎月)<<円奏会>>」は、国内の複数の資産(債券、株式、REIT)に分散投資するファンドで、東京海上アセットマネジメントが運用しています。また、同ファンドは、「モーニングスター アワード ファンド オブ ザ イヤー 2015」 において、「バランス(安定)型部門」で最優秀ファンド賞を受賞し、「モーニングスター アワード ファンド オブ ザ イヤー 2016」でも「バランス(低リスク)型 部門」で最優秀ファンド賞を受賞しています。

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、月中の資金減少額が最も大きかったのは、「新光 US-REITオープン《ゼウス》」で、資金減少額は約652億円でした。

騰落率

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率がプラスだったのは50本中18本だけでした。過去1カ月の騰落率が最も高かったのは「野村インド株投資」で、騰落率は+6.4%でした。

また、過去3カ月の騰落率を見ると、50本中45本のファンドで騰落率がプラスとなりました。過去3カ月の騰落率が最も高かったのは、大和住銀投信投資顧問の「日本株アルファ・カルテット(毎月)」で、騰落率は+20.0%でした。騰落率データについては、投信まとなびの投信検索等http://www.matonavi.jp/retrieval/で詳細をご確認下さい。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、2017年1月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは14本だけでした。一方、基準価額が5,000円を下回るファンドが15本ありました。

 

国内最大ファンド・ランキング(2017年1月)
順位 運用会社 ファンド名 純資産(億円) 資金増減(億円) 基準価額(円) 決算回数
1 フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 14,740 -189 4,477 12
2 AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 14,266 -652 3,305 12
3 日興 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 11,414 -403 2,800 12
4 フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 8,790 114 4,043 12
5 大和 ダイワ米国リート・ファンド(毎月)ヘッジ無 7,083 55 4,598 12
6 大和 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 6,973 78 4,249 12
7 ピクテ ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 6,918 -12 3,936 12
8 三菱UFJ国際 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 6,332 -112 5,011 12
9 三菱UFJ国際 ワールド・リート・オープン(毎月) 5,756 18 3,192 12
10 岡三 アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 4,714 -64 2,774 12
11 大和 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,094 75 11,453 1
12 野村 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 4,055 17 9,135 12
13 大和 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 3,939 -58 5,667 12
14 野村 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 3,786 -96 9,226 12
15 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 3,783 66 8,721 12
16 大和 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 3,657 -21 9,997 12
17 野村 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,557 19 10,612 12
18 レッグ・メイソン LM・オーストラリア高配当株F(毎月) 3,554 541 11,309 12
19 日興 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,470 10 5,192 12
20 野村 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,469 18 9,119 12
21 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 3,446 -85 11,609 1
22 フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 3,418 -54 19,682 1
23 ゴールドマン GS 米国REIT ファンド B(毎月、ヘッジ無)《コロンブスの卵》 3,317 -1 3,073 12
24 大和住銀 短期豪ドル債オープン (毎月) 3,227 -50 4,376 12
25 野村 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) 3,167 -60 10,596 12
26 ピクテ ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 3,058 -37 2,249 12
27 大和 ダイワ高格付カナダドル債Op(毎月) 2,988 -52 4,460 12
28 東京海上 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 2,955 155 11,720 12
29 さわかみ さわかみファンド 2,931 -25 22,155 1
30 日興 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 2,831 -62 5,984 12
31 三菱UFJ国際 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 2,739 -71 8,869 2
32 大和 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 2,703 -29 13,567 1
33 UBS UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,688 25 8,922 12
34 ニッセイ ニッセイ J-REITファンド(毎月) 2,683 -15 5,810 12
35 しんきん しんきんJリートオープン(毎月) 2,571 54 6,649 12
36 三井住友 グローバルAIファンド 2,491 144 11,506 1
37 大和 ダイワJ-REITオープン(毎月) 2,484 116 6,730 12
38 大和住銀 日本株アルファ・カルテット(毎月) 2,281 -14 4,857 12
39 AM-One DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 2,207 -12 4,480 12
40 日興 インデックスファンド225 2,198 -77 5,214 1
41 野村 野村インド株投資 2,197 112 21,745 1
42 野村 野村 ファンドラップ日本債券(毎月) 2,182 16 10,534 12
43 AM-One 新光J-REITオープン 2,168 1 5,902 12
44 野村 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 2,048 -70 6,772 12
45 三菱UFJ国際 三菱UFJ グローバル・ボンド・Op(毎月)《花こよみ》 2,033 -41 6,451 12
46 AM-One DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 2,029 -29 7,481 12
47 三井住友 アジア好利回りリートF 1,986 -19 8,079 12
48 大和 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) 1,923 -39 6,785 12
49 AM-One MHAM J-REITインデックスF(毎月)《ビル オーナー》 1,917 42 10,313 12
50 三井住友トラスト コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 1,883 -58 11,998 1

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)