2014年8月に設定されたファンドについて

Tweet

2014年8月には47本の新しいファンド（追加型株式投資信託）が設定され、運用が開始されました。47本の投資対象を見ると、国内の株式、J-REIT、新興国の株式、米国のハイイールドボンド、欧州の社債、ニュージーランドの債券、インドの株式や債券など、多岐にわたっており、顕著な傾向は見られませんでした。

分配頻度を見ると、最も多かったのが毎月分配型の16本、次いで年1回が14本、年2回が12本、年4回が5本と、引き続き毎月分配型の設定が多い結果となりました。手数料については、上限を年率3％（税抜き）としているファンドが28本と最も多く、次いで2％が6本、3.5％が5本、1％が1本。残りは無手数料の確定拠出年金専用のファンド及び取り扱い会社により手数料率の異なる上場投資信託（ETF）でした。

信託期間については、10年程度のファンドが最も多く、上場投資信託と確定拠出年金、SMA専用ファンドを除くと、信託期間を無期限としているファンドは損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが設定した「りそなスイス・グローバル・リーダー・ファンド」だけでした。「りそなスイス・グローバル・リーター・ファンド」は、スイスの株式を投資対象として、安定した企業基盤があり、特定の分野で世界No.1のリーディングカンパニーへ集中投資を行なうファンドです。

設定額については、最も設定額が大きかったのは、DIAMアセットマネジメントが設定した「メディカル・サイエンス・ファンド」で、設定額は約330億円でした。「メディカル・サイエンス・ファンド」は、医療技術の進歩や新興国の生活水準の向上に伴い、急速な拡大が期待される医療需要をとらえて成長する世界のバイオテクノロジー、医薬品、医療機器、ヘルスケア・サービスなどのメディカル・サイエンス分野の企業の株式に投資するファンドです。

（データ出所：投資信託協会、設定額単位：百万円）