東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート (2017年3月版)によると、2017年3月の東京証券取引所ETF市場における分配金利回り上位10位銘柄は次の通りでした。なお、ランキングにあたり、東京証券取引所では純資産総額が30億円以下の銘柄は除外しています。
最も分配金利回りが高かったのは、前月と同じく「上場インデックスファンド新興国債券(銘柄コード:1566)」で、実績分配金利回りは5.9%でした。同ETFは、新興国の国債に分散投資するETFです。また、2位から8位までの銘柄も前月と変わりませんでした。
上位10位銘柄中4本は海外の債券に投資するタイプのETFで、3本は海外又は国内のリート(不動産投資信託)に投資するタイプ、2本は日本の株式、そして1本はアジアの株式に投資するETFでした。
順位 | コード | ETF名 | ベンチマーク | 純資産総額(百万円) | 実績分配金利回り | 運用会社 |
1 | 1566 | 上場インデックスファンド新興国債券 | ブルーム バーグ・バークレイズ自国通 貨建て新興市場国債・10%国キャッ プ・インデックス | 8,727 | 5.9% | 日興 |
2 | 1361 | iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF(iBoxxドル建てLHYC) | Markit iBoxx 米ドル建てリ キッド・ハイイールド・キャップト指数 | 460,959 | 5.4% | ブラックロッ ク |
3 | 1362 | iシェアーズ 新興国債券ETF(Local EM国債コア) | ブルームバーグ・バークレイ ズ新興市場自国通貨建てコ ア国債インデックス | 554,217 | 5.1% | ブラックロッ ク |
4 | 1311 | TOPIX Core 30 連動型上場投資信託 | TOPIX Core30 | 3,626 | 3.7% | 野村 |
5 | 1590 | iシェアーズ 米国リート・不動産株ETF(ダウ・ジョーンズ米国不動産) | ダウ・ジョーンズ米国不動産指数 | 531,123 | 3.6% | ブラックロック |
6 | 1622 | NEXT FUNDS自動車・輸送機(TOPIX-17)上場投信 | TOPIX-17 自動車・輸送機 | 7,515 | 3.6% | 野村 |
7 | 1555 | 上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT) | S&P/ASX200 A-REIT指数 | 4,915 | 3.4% | 日興 |
8 | 1677 | 上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)毎月分配型 | シティグループ世界国債インデックス (除く日本、ヘッジなし・円ベース) | 9,589 | 3.2% | 日興 |
9 | 1345 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 | 東証REIT指数 | 135,688 | 3.2% | 日興 |
10 | 1390 | UBS ETF MSCIアジア太平洋株(除く日本) | MSCIパシフィック(除く日本)インデックス(ネットリターン) | 22,651 | 3.2% | UBS |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート(2017年3月版)直近12か月の実績分配金及び3月末の終値をもとに算出した分配金利回り)