東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート (2017年11月版)によると、2017年11月の東京証券取引所ETF市場における分配金利回り上位5位銘柄は次の通りでした。なお、ランキングにあたり、東京証券取引所では純資産総額が30億円以下の銘柄はランキングから除外しています。
最も分配金利回りが高かったのは、11月も「上場インデックスファンド新興国債券(銘柄コード:1566)」で、実績分配金利回りは5.8%でした。同ETFは、世界の新興国の国債市場に分散投資するETFで、「ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス」の円換算をベンチマークとしています。2位から5位は東証REIT指数への連動を目指すETFでした。
なお、10月に上位5位にランクインしていた「iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF-JDR(iBoxxドル建てLHYC)(銘柄コード:1361)は、11月の分配金利回りが5.65%と高い水準を維持しましたが、純資産総額がランキングの基準以下のため、ランキングの対象外となっています。また、同ETFは、2018年1月22日に上場廃止予定であり、2017年9月28日に東京証券取引所から管理銘柄(確認中)に指定されています。
順位 | コード | ETF名 | ベンチマーク | 純資産総額(百万円)
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実績分配金利回り | 運用会社 |
1 | 1566 | 上場インデックスファンド新興国債券 | ブルーム バーグ・バークレイズ自国通 貨建て新興市場国債・10%国キャッ プ・インデックス | 12,325 | 5.8% | 日興 |
2 | 1476 | iシェアーズ Jリート ETF | 東証REIT指数 | 57,846
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+3.6%
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ブラックロック |
3 | 1345 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 | 東証REIT指数 | 137,008 | 3.6% | 日興 |
4 | 1343 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 | 東証REIT指数 | 258,615 | 3.5% | 野村 |
5 | 1398 | SMAM東証REIT指数上場投信 | 東証REIT指数 |
47,171 |
3.5% |
三井住友 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート(2017年11月版)直近12か月の実績分配金及び11月末の終値をもとに算出した分配金利回り)