東京証券取引所が公表した月刊ETF・ETNレポート(2016年3月版)によると、2016年3月のETF市場は月間売買代金で約5兆9,000億円(立会内のみ)、一日平均売買代金は前月比27.06%減少して、約2,700億円(立会内のみ)となりました。
TOPIX-17 鉄鋼・非鉄に連動する銘柄の売買代金増加率が大きく上昇しました。また、外国株指数に連動する銘柄の値上がり率が目立ちました。
2016年3月22日に、「MAXIS JAPAN クオリティ150上場投信(1460)」が新規上場し、これにより、3月末時点でのETFの上場数は196銘柄になりました。
売買代金が最も大きかった銘柄は、2016年3月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)で、月間売買代金は約4.3兆円と、2位以下を大きく引き離した状況が続いています。ただ、1日平均売買代金は前月比22.7%減少しました。また、売買代金上位10位銘柄のうち6銘柄がブル・ベア型のETFでした。
【2016年3月 ETF・ETN 売買代金ランキング上位10位銘柄】 |
||||||
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 4,294,418,468 | -22.7% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 371,771,058 | -45.1% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 288,705,346 | -24.7% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 227,934,490 | -31.2% | 野村 |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 124,778,899 | -30.8% | 野村 |
6 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 93,503,150 | -53.8% | シンプレクス |
7 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 92,069,550 | -25.9% | シンプレクス |
8 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 51,189,130 | -23.5% | 日興 |
9 | 1365 | ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス | 日経平均レバレッジ・インデックス | 47,564,089 | -27.7% | 大和 |
10 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 33,911,340 | -49.7% | 大和 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETF・ETNレポート2016年3月版、前月比は1日平均売買代金の前月比)