東京証券取引所が公表した「月刊ETFレポート (2017年4月版)」によると、2017年4月のETFの月間値下がり率ランキング上位10位銘柄は次の通りでした。
4月に値下がり率が最も大きかったETFは、三菱UFJ国際投信が管理・運用する「国際のETF VIX中期先物指数」(銘柄コード:1561)で、値下がり率は-8.6%でした。「国際のETF VIX中期先物指数」は、米ドルベースの「S&P500 VIX中期先物指数」を円換算した対象株価指数に連動する投資成果を目指すETFです。
また、日経平均ダブルインバー ス・インデックスに連動するETFが4本10位以内に入りました。日経平均ダブルインバー ス・インデックスは、指数の変動率が、日経平均株価の前日比変動率(%)の-2倍となるように計算される指数です。つまり、日経平均が前日比で1%上昇すれば、日経平均ダブルインバー ス・インデックスは概ね-2%下落します。
なお、東京証券取引所では、ランキングの作成にあたり、一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は控除しています。なお、月間値下がり率は取引所における市場価格を基にしており、基準価額の騰落率とは異なります。
【2017年4月 ETF月間値下がり率ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 |
銘柄コード | ファンド名 |
対象指数 |
売買代金(千円)(順位) | 月間値下り率 | 運用会社 |
1 | 1561 | 国際のETF VIX中期先物指数 | S&P500 VIX中期先物指数 | 65,248 (86) | -8.6% | 三菱UFJ国際 |
2 | 1618 | NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)上場投信 | TOPIX-17 エネルギー資源 | 117,377 (74) | -5.9% | 野村 |
3 | 1309 | 上海株式指数・上証50連動型上場投資信託 | 上証50指数(中国株) | 154,395 (65) | -5.9% | 野村 |
4 | 1542 | 純銀上場信託(現物国内保管型) | 銀 | 276,151 (57) | -3.6% | 三菱UFJ信託 |
5 | 1552 | 国際のETF VIX短期先物指数 | S&P500 VIX短期先物指数 | 21,619,770 (13) | -3.6% | 三菱UFJ国際 |
6 | 1366 | ダイワ上場投信-日経平均ダブルインバース・インデックス | 日経平均ダブルインバース・イン デックス | 11,442,589 (16) | -3.1% | 大和 |
7 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・イン デックス | 74,590,947 (6) | -3.1% | シンプレクス |
8 | 1357 | NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・イン デックス | 428,482,424 (2) | -3.1% | 野村 |
9 | 1572 | 中国H株ブル2倍上場投信 | ハンセン中国企業株レバレッジ指 数 | 98,008 (76) | -3.0% | シンプレクス |
10 | 1459 | 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 | 日経平均ダブルインバース・イン デックス | 30,636,409 (8) | -2.9% | 楽天 |
(データ出所:東京証券取引所、東証ETF市場において、2017年4月の前月比での値下り率の上位10位銘柄。ランキングにあたり、一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は控除。)