東京証券取引所が公表した「月刊ETFレポート (2017年4月版)」によると、2017年4月のETFの月間値上がり率ランキング上位10位銘柄は下の表の通りでした。
2017年4月に値上がり率が最も大きかったのは、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用・管理する「マザーズ・コア上場投信」(銘柄コード:1563)で、月間値上がり率は+5.5%でした。マザーズ・コア上場投信は、東証マザーズ上場銘柄を代表する15銘柄の値動きを表す「東証マザーズCore指数」との連動を目指すETFで、シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社が管理・運用しています。
また、7位から10位には日経平均レバレッジ・インデックスへの連動を目指すETFが並びました。
また、2位の日経300株価指数連動型上場投資信託については、市場価格と基準価額との乖離が大きい状態が続き、実際に、2016年9月から2017年1月の乖離率は-20%以上(市場価格が基準価額を下回る状態)でした。しかし、その後、乖離率は縮小し始め、モーニングスターによると、2017年4月28日現在では-1.92%にまで縮小しています。
【2017年4月 ETF月間値上り率ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 |
売買代金(千円)(順位) |
月間値上り率 | |
1 | 1563 | マザーズ・コア上場投信 | 東証マザーズCore指数 | 445,167 (46) | +5.5% | シンプレクス |
2 | 1319 | 日経300株価指数連動型上場投資信託 | 日経300 | 122,760 (70) | +4.5% | 野村 |
3 | 1385 | UBS ETFユーロ圏大型株50(ユーロ・ストックス50) | ユーロ・ストックス50イン デックス(ネットリターン) | 47,105 (94) | +3.6% | UBS |
4 | 1344 | MAXIS トピックス・コア30上場投信 | TOPIX Core30 | 61,414 (88) | +3.3% | 三菱UFJ国際 |
5 | 1633 | NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信 | TOPIX-17 不動産 | 31,300 (100) | +3.1% | 野村 |
6 | 1545 | NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信 | NASDAQ-100®指数(米国株) | 602,846 (40) | +2.9% | 野村 |
7 | 1365 | ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス | 日経平均レバレッジ・インデックス | 21,628,226 (12) | +2.7% | 大和 |
8 | 1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 25,593,225 (11) | +2.7% | 楽天 |
9 | 1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 1,932,964,808 (1) | +2.7% | 野村 |
10 | 1358 | 上場インデックスファンド日経レバレッジ指数 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 2,467,882 (28) | +2.6% | 日興 |
(データ出所:東京証券取引所、東証ETF市場において、当月の値上り率の前月比上位10銘柄。ランキングにあたり、一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は控除。)