東京証券取引所が公表した月刊ETF・ETNレポート(2015年10月版)によると、2015年10月のETF・ETN市場では、月間売買代金は約5.1兆円(立会内のみ)、一日平均売買代金は約2,400億円(立会内のみ)となりました。 上位10位銘柄全ての1日平均売買代金が前月比で大きく減少しました。また、10本中6本がレバレッジ型のファンドでした。
10月には「iシェアーズ TOPIX ETF(1475)」、「iシェアーズ Jリート ETF(1476)」、「iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETF(1477)」、「iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)」の4本のiシェアーズETFが上場し、これにより東京証券取引所に上場しているETFの数は194本になりました。
売買代金が最も大きかった銘柄は、10月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」でしたが、1日平均売買代金は前月比32%減少し、売買代金は約3.6兆円となりました。それでも、2位以下を大きく引き離しています。
【2015年10月 ETF・ETN 売買代金ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 3,635,366,836 | -32.04% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 406,095,197 | -39.11% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 234,458,707 | -35.73% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 176,144,280 | -41.59% | 野村 |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 106,018,766 | -30.95% | 野村 |
6 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 91,655,294 | -29.71% | シンプレクス |
7 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 41,782,988 | -31.61% | 日興 |
8 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・イン デックス | 39,925,350 | -48.56% | シンプレクス |
9 | 1365 | ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス | 日経平均レバレッジ・インデックス | 34,151,596 | -36.93% | 大和 |
10 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 33,067,385 | -42.50% | 大和 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETF・ETNレポート2015年10月版、前月比は1日平均売買代金についての前月比較)