ETF(上場投資信託)市場の概況
東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート(2017年8月版)によると、2017年8月のETF市場の月間売買代金は2.4兆円(立会内のみ)、一日平均売買代金は前月比0.14%減少して約1,104億円(立会内のみ)となりました。
また、8月25日に「iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)(銘柄コード:1496)」と「iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(為替ヘッジあり)(銘柄コード:1497)」が上場し、東京証券取引所におけるETFの上場銘柄数は212本となりました(2017年8月末現在)。
売買代金ランキング
月間売買代金が最も大きかった銘柄は、2017年8月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)でした。同ETFの8月の月間売買代金は約1.4兆円で、全体の約59%を占めました。
また、上位10位ファンド全てが日本の株式市場を対象とするETFでしたが、8月もこの内6本のETFがブルベア型のファンドで、引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心であることが伺えます。
【2017年8月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 1,429,147,195 | +1.6% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 385,920,129 | +51.0% | 野村 |
3 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 109,038,639 | +10.8% | 野村 |
4 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 92,469,793 | +28.8% | シンプレクス |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 74,777,366 | -8.2% | 野村 |
6 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 59,546,224 | +61.9% | シンプレクス |
7 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 44,108,707 | -1.6% | シンプレクス |
8 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 22,535,474 | -7.2% | 日興 |
9 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 20,728,266 | +59.0% | 大和 |
10 | 1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 20,390,005 | +10.0% | 楽天 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート2017年8月版、立会外売買代金は含まない。 前月比は1日平均売買代金の前月比。一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は除外。)