ETFの売買代金ランキング(2020年2月)ー日経レバが断トツ


ETFランキング

ETF(上場投資信託)市場の概況

東京証券取引所が公表したETF・ETN月間相場表(2020年2月版)によると、2020年2月のETF市場全体の月間売買代金(立会内とToSTNetの合計)は前月比41%増加し、約5.2兆円になりました。1日当たり売買代金は前月から49%増加して約2,888億円になりました。

なお、2020年2月にMAXIS カーボン・エフィシェント日本株上場投信(2560)とiシェアーズ・コア 日本国債ETF(2561)の2本が新たに上場したことから、2020年2月末現在、東京証券取引所には220本のETFが上場しています。

 

ETFの売買代金ランキング

月間売買代金が最も大きかった銘柄は、2020年2月も野村アセットマネジメントの運用する「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(銘柄コード:1570)でした。同ETFの2月の月間売買代金は約3.26兆円(立会内とToSTNeT合計)で、全体の6割以上を占めました。また、2月も売買代金上位10位銘柄の売買代金の合計が全体の9割以上を占めました。

売買代金上位10位銘柄は次の表の通りでした。売買代金上位10位ファンド中9本が日本の株式市場を対象とするETFで、この内7本がブルベア型でした。引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心であることが伺えます。

 

【2020年2月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】

順位 銘柄コード ファンド名 売買代金(百万円) 対象指数 運用会社
1 1570 NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 3,259,121 日経平均レバレッジ・インデックス 野村
2 1357 NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 812,248 日経平均ダブルインバース・インデックス 野村
3 1360 日経平均ベア2倍上場投信 132,252 日経平均ダブルインバース・インデックス シンプレクス
4 1579 日経平均ブル2倍上場投信 131,831 日経平均レバレッジ・インデックス シンプレクス
5 1321 日経225連動型上場投資信託 124,727 日経平均株価 野村
6 1306 TOPIX連動型上場投資信託 89,978 東証株価指数 野村
7 1459 楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型 57,660, 日経平均ダブルインバース・インデックス 楽天
8 1458 楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型 53,674 日経平均レバレッジ・インデックス 楽天
9 1552 国際のETF VIX短期先物指数 51,567 S&P 500 VIX短期先物指数(円換算) 三菱UFJ国際
10 1568 TOPIXブル2倍上場投信 41,501 TOPIXレバレッジ(2倍)指数 シンプレクス

(データ出所:東京証券取引所 ETF・ETN月刊相場表2020年2月版)