NISA口座の開設数
NISA(少額投資非課税制度)が2014年1月にスタートしてから2年半以上が経過しました。NISAは「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入した株式や投資信託などの売却益や配当について、通常約20%かかる税金がかからなくなる制度です。
金融庁が実施した調査(NISA・ジュニアNISA口座の開設・利用状況調査)によると、2016年6月末現在、これまでに開設されたNISA口座の総数は10,296,622口座です。NISA口座は一人1口座しか認められていませんので、既に1,000万人以上の人がNISAでの投資を開始している可能性があることになります。
NISA口座開設者の年代別内訳
NISA口座の年代別内訳は次の通りです。60歳代が26.0%と最も多く、次いで、70歳代、50歳代と続き、中高年による利用が多いことがわかります。
また、2016年3月末現在と比較すると、いずれの年代でも口座数に若干の増加が見られました。最も伸びが大きかったのは40歳代で、3月末に比べて約3.3%増加しました。最も伸びが小さかったのは70歳代で、増加率や約0.8%でした。
NISA口座における商品別内訳
NISA口座では、上場株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などに投資することが可能です。2016年6月末時点でのNISA買付額の総額は約8.37兆円ですが、その内訳を見ると、投資信託が約5.17兆円と最も多く、全体の6割以上を占めています。
調査の詳細については、金融庁の「NISA・ジュニアNISA口座の開設・利用状況調査(平成28年6月末時点)でご確認下さい。