先月、ゆうちょ銀行からiDeCo「ゆうちょAプラン」の手数料を引き下げるというお知らせが届きました。管理手数料をこれまでの「370円(月額・消費税込み)」から「255円」に引き下げるというものです。これにより、月額で115円、年額で1,380円安くなります。
運営管理手数料は運営管理機関(iDeCoの窓口となる金融機関)に支払うものです。これ以外にも、iDeCoの加入者は、掛金収納等手数料(国民年金基金連合会に支払う分)と年金資産管理等手数料(事務委託先金融機関に支払う分)という手数料を毎月負担します。
運営管理手数料が安くなれば、その分運用に回るお金が増えることになりますので、加入者にとっては良いことです。今年5月には楽天証券が、iDeCo運営管理手数料を改定して、条件なしで誰でも0円にするなど、安いところが増えています。手数料の比較はiDeCoナビ(個人型確定拠出年金ナビ)が便利です。
さて、この引き下げの結果、私が負担する毎月の手数料は次のようになりました。
手数料の区分 | 支払先 | 積立を行う場合(私の場合) | 積立を行わない場合 | ||
改定前 | 改定後 | 改定前 | 改定後 | ||
掛金収納等手数料 | 国民年金基金連合会 | 103円 | 103円 | なし | なし |
年金資産管理等手数料 | 事務委託先金融機関 | 64円 | 64円 | 64円 | 64円 |
運営管理手数料 | ゆうちょ銀行 | 370円 | 255円 | 370円 | 255円 |
合計(月額) | 537円 | 422円 | 434円 | 319円 | |
合計(年額) | 6,444円 | 5,064円 | 5,208円 | 3,828円 |
積立を行わない場合というのは、新たな掛金の積立は行わず、既に積み立てた年金資産だけで運用する人のケースです。ゆうちょ銀行では、この場合の手数料は、年金資産から年1回引き落としています。
手数料の引き下げの通知には、サービス改善の参考にするというアンケート調査用紙が入っていました。要望欄がありましたので、信託報酬の低い商品を増やして欲しいこと、既存の投資信託の信託報酬を引き下げるように運用会社に働きかけて欲しいことを記入して返送しました。