前回、ゆうちょ銀行のiDeCoに採用されている投資信託の信託報酬の高さについて不満を述べましたが、本日、ゆうちょ銀行から「iDeCo ゆうちょAプラン新たな投資信託商品の追加等のご案内」という書類が届き、その中に一部のファンドについて信託報酬が引き下げられることが記載されていました。管理手数料の引き下げに続いて信託報酬が引き下げられるとは、手数料競争は熾烈化しています。
とはいえ、信託報酬が引き下げられる商品は次の3本のみ。
ファンド名 | 運用会社 | 信託報酬(改定前)(税込) | 信託報酬(改定後)(税込) |
日本債券インデックスファンド | 日興 | 0.486% | 0.27% |
海外債券インデックスファンド | 日興 | 0.7236% | 0.30456% |
TOPIXインデックスファンド | 日興 | 0.5616% | 0.27216% |
私が積み立てている「フィデリティ・日本成長株・ファンド」と「ステート・ストリートDC外国株式インデックス・オープン」の信託報酬に変更はありません。
ゆうちょAプランには、3本のアクティブ運用型の日本株ファンドがラインアップされていますが、「フィデリティ・日本成長株・ファンド」の信託報酬が最も高いのです。
ゆうちょAプランのアクティブ運用型の日本株ファンドと信託報酬率(税込)
- ニッセイ日本株ファンド(1.08%)
- DC・ダイワ・ジャパン・オープン(1.6416%)
- フィデリティ・日本成長株・ファンド(1.6524%)
また、今回、ゆうちょAプランのラインアップに三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「DC外国株式インデックスファンドL」が追加されるのですが、こちらの信託報酬は0.27%。一方で、私が10年以上積み立ててきたステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの「ステート・ストリートDC外国株式インデックス・オープン」は1.026%。この差は大きいです。
信託報酬の安いファンドが追加されないという理由で、他社のiDeCoに移管しようかと検討していましたが、外国株式については、「ステート・ストリートDC外国株式インデックス・オープン」から「DC外国株式インデックスファンドL」に乗り換えることで解決しそうです。日本株ファンドについては、アクティブ運用ファンドからインンデックスファンどへの変更を検討しようと思います。
新たにゆうちょAプランに追加された投資信託
カテゴリー |
ファンド名
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運用会社 | 信託報酬(税込) |
バランス |
JP4資産バランスファンド
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JP投信 | 0.33156% |
野村世界6資産分散投信安定コース
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野村 | 0.3348% | |
野村世界6資産分散投信インカムコース
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野村 | 0.378% | |
野村世界6資産分散投信成長コース
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野村 | 0.4212% | |
リスク抑制世界8資産バランスファンド
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AM One | 0.6372% | |
JP日米バランスファンド
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JP投信 | 0.44496% | |
野村資産設計ファンド2030
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野村 | 0.4536% | |
野村資産設計ファンド2040
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野村 | 0.4536% | |
野村資産設計ファンド2050
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野村 | 0.4536% | |
海外株式 |
DC外国株式インデックスファンドL
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三井住友トラスト | 0.27% |
国内リート |
Jリートインデックスファンド
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AM One | 0.54% |
海外リート |
DIAM外国リートインデックスファンド
|
AM One | 0.5724% |