Time Herald に8月6日付で掲載されていたニュースによると、米国のスミス・ダイ・アンド・モルドという会社の元重役二人が、従業員の確定拠出年金の資金を会社の営業経費に流用した罪で訴えられたということです。
悪人はどこにでもいるものだと思うと同時に、運営管理機関が存在する確定拠出年金において、いくら会社の重役とはいえ、資金を流用することができたということに驚きました。
私が加入している確定拠出年金(個人型)においては、銀行口座から引き落とされた拠出金は、即座に自分の確定拠出年金の口座の残高に反映されます。引き落しと年金口座に入るまでの間に、第三者が介入できるとは思えません。
しかし、会社型の場合は、企業が拠出するので(米国の場合は個人もマッチング拠出が可能)、会社にプールされた拠出前の資金が流用されたということなのかもしれません。詳細については不明です。
日本では、このような事件はまだ見られませんが、教訓として、会社型であれ、個人型であれ、自分の口座の記録に、毎月の拠出が反映・記録されているかを、毎月きちんと確認することを忘れないようにしましょう。