確定拠出年金の加入確認通知書が届いてから数日後、今度は日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社からはがきが届いた。郵政事業庁では「ゆうせいAプラン」と「ゆうせんBプラン」の二つの確定拠出年金のコースを提供しており、わたしが選択した「ゆうせいAプラン」の記録関連運営管理機関がこの日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社なのである。
はがきには、わたしが加入したプラン名、選択した商品名、加入者番号等に加えて、ユーザーID、暗証番号、コールセンターの電話番号が記載されていた。はがきの下の方には http://www.dcplan.co.jp/yuseinr/というアドレスが書いてある。「このID＆PWで、ついにわたしの口座管理用のページにアクセスできるというわけだ・・・」と当然思った・・・。
早速アクセスしてみた。「あなたのページに今すぐアクセス！」と書いてある直ぐ下に口座番号とインターネットパスワードを入力するテキストボックスがある。はがきに書いてあるユーザーIDと暗証番号を入力。「アクセスできません」「どうして？」。何度やっても同じ。アドレスもIDもPWも間違っていない。でもアクセスできない。はがきをよ～く見ていると、はがきの方は「ユーザーID」と「暗証番号」、一方インターネットの方では「口座番号」と「インターネットパスワード」という表示になっている。微妙に違う。このユーザーIDと暗証番号は自分の口座情報にアクセスするためのものではないということか？じゃあ、何のためのもの？はがきの中には「インターネットホームページアドレスは、下欄のホームページアドレスをご利用下さい」と書いてあるじゃないか。
さっぱり理解できないので、はがきに書いてあるコールセンターに電話してみた。しかし、ここで再び驚くことになる。コールセンターに電話すると、こちらは確定拠出年金サービス株式会社のコールセンターですので、日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社のことについてはわからないという。「えっ？」「じゃあ、何で、日本レコード・キーピングからのはがきに、このコールセンターの番号が書いてあって、しかもこの番号しか書いてないわけ？」
この時点でわたしの苛立ちはピークに達していた。結局、何度聞いても、別会社ですから・・・・の一点張り。しかも、日本レコード・キーピング・ネットワークに電話するから、電話番号を教えて欲しいというと、「ご案内できる番号がありません」と言う。加入者のために連携しようという体制はないわけ？これ以上、このコールセンターと話をしても時間の無駄だ。苛立ちとともに、あまりに非効率なシステムに呆れるばかり。
結局この日は、日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社の電話番号を調べる気力も無くし、口座へのアクセスは諦めることにした。