私が加入している確定拠出年金に関しては、何ら新しい出来事のない日々が続いています。毎月15,000円が銀行口座から自動的に引き落とされ、2本のファンドが購入されているだけです。そこで、たまには日本の確定拠出年金が参考とした米国の401kの状況でも調べてみようと思いつきました。ネットサーフィン(これも今では死語ですねぇ)して、ICIという米国の投資会社協会(日本の投資信託協会に該当します)のサイトで比較的新しいデータを見つけました。
まず、米国の401kの資産残高は2002年末で約1.5兆ドルだそうです。1990年以降の伸び率は年平均12%。とはいえ実際には、1999年末の1.798兆円をピークに、その後は少しずつ減少しています。理由はわかりませんが、米国の株式市場を見ると、ダウ工業株価平均(ダウ平均株価)が1999年にピークを付けてから下落していますので、その影響ではないかと推測されます。実際に、401k加入者の約70%が、直接的、あるいは間接的に株式ファンド、自社株、バランス型ファンドにおける株式の保有など、株式を保有しているということです。
一方、今年1月に公表されたアンケート結果からは、日本の確定拠出年金では、株式投資信託が約45%、預貯金が約31%、その他が約24%という配分になっているということですから、米国の加入者の方がより積極的にリスクをとった配分を行なっていることがわかりました。