厚生労働省が10月28日に開催された第11回確定拠出年金連絡会議の資料を公表しました。資料によると、平成16年8月末現在の企業型確定拠出年金の加入者数は速報値で1,012,000人。約1年前の平成15年7月末の加入者数が520,000人ですから、倍増したことになります。
一方、私が加入している個人型については平成16年9月末の加入者数は35,711人。約1年前の平成15年8月末の加入者数は20,100人ですから、こちらも8割近く増えたことになります。
加入可能な人口から見れば、まだまだ少ないでしょうが、企業年金の運用環境の悪化や運用負担の増加から、今後も確定拠出年金を導入する企業の数は増加すると予想されます。結果として、今後も加入者数は急速に増えるのではないでしょうか。
加入者が増えることで、不十分な投資教育に関する問題、ホームページの使い勝手の悪さ、情報提供のあり方、手数料負担の大きさなど、既存の加入者がすでに感じている確定拠出年金の問題点が改善されることを期待したいと思います。