2014年11月5日に、日本初のヘルスケアリートとなる「日本ヘルスケア投資法人」(銘柄コード:3308)が東京証券取引所に上場します。
ヘルスケアリートとは、ヘルスケア施設に的を絞って投資する不動産投資信託のことです。ここでいうヘルスケア施設とは、高齢者の居住の安定確保に関する法律(平成13年法律第26号)第5条に規定する「サービス付き高齢者向け住宅」並びに老人福祉法(昭和38年法律第133号)第29条に規定する「有料老人ホーム」及び同法第5条の2第6項に基づく「認知症高齢者グループホーム」のことです。
ヘルスケアリートの上場に関しては、これまで国土交通省に設置された「ヘルスケア施設供給促進のための不動産証券化手法の活用及び安定利用の確保に関する検討委員会」や関連する業界団体等において、その実現に向けた協議が重ねられてきました。また、2013年12月5日に閣議決定された「好循環実現のための経済対策」において、競争力強化に資する設備投資等の促進として、ヘルスケア施設向けの資金供給を強化するための環境整備を行なうことが盛り込まれました。これらを受け、法改正、東京証券取引所における準備等を経て、ヘルスケアリートの上場が実現するに至ったわけです。
今回上場する日本ヘルスケア投資法人は、ヘルスケア施設(高齢者施設・住宅(有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等、医療施設(病院、メディカルモール等)、その他(ライフサイエンス施設等))を投資対象とする不動産投資信託で、運用会社は株式会社大和証券グループ本社の100%子会社である大和リアル・エステート・アセットマネジメント株式会社です。また、高齢者施設・住宅特化型ファンドの運営を行なうエイ・アイ・ピー・ジャパン合同会社がアドバイザーとなっています。