2024年8月のリート市場
2024年8月のリート市場では、東証REIT指数が前月比35.47ポイント上昇し、1,758.05ポイントで8月の取引を終えました。市場全体の時価総額は前月比で2.18%増加し、15.2兆円でした。平均売買代金は42.02%増加し、574億円になりました。予想年間分配金利回りは4.62%でした。2024年8月末現在、58本のリートが東京証券取引所に上場しています。
リート売買代金ランキング(上位5銘柄)
2024年8月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次の通りでした。月間の売買代金が最も大きかったのは野村不動産マスターファンド投資法人(3462)で、売買代金は約1,311億円でした。
ランキング | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 131,1150 | +173.8% |
2 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 92,225 | +79.2% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 77,608 | +41.2% |
4 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 60,114 | +76.6% |
5 | 8963 | インヴィンシブル投資法人 | 58,098 | -34.6% |
(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート8月版 **前月比は、1日平均売買代金の前月比 )
2024年8月のREIT市場での主な出来事
マリモ地方創生リート投資法人(3470)、スターアジア不動産投資法人(8968)、タカラレーベン不動産投資法人(3492)が公募増資を発表しました。
なお、日本銀行によるREITの買い入れについては、2024年3月19日の金融政策決定会合において新規買い入れの終了が決定されています。
次の投資法人が2024年6月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 日本ビルファンド投資法人(8951)
- 日本プライムリアルティ投資法人(8955)
- インヴィンシブル投資法人(8963)
- フロンティア不動産投資法人(8964)
- ジャパンエクセレント投資法人(8987)
- 日本リート投資法人(3296)
- マリモ地方創生リート投資法人(3470)
- CREロジスティクスファンド投資法人(3487)
不動産投資信託に投資するETF
不動産投資信託に投資するには、不動産投資信託に直接投資する方法以外に、不動産投資信託に投資するETF(上場投資信託)に投資する方法、不動産投資信託に投資する通常の投資信託(*非上場)に投資する方法があります。
2024年8月末現在、次の10本の不動産投資信託に投資するETFが東京証券取引所に上場しています。いずれも東証REIT指数への連動を目指すETFです。
銘柄コード | ファンド名 | 最低買付金額 | 運用会社 |
1343 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 | 18,970円 | 野村 |
1345 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)各月分配型 | 179,350円 | 日興 |
1398 | SMDAM 東証REIT指数上場投信 | 18,210円 | 三井住友DS |
1476 | iシェアーズ・コア・ JリートETF | 1,820円 | ブラックロック |
1488 | iFreeETF東証REIT指数 | 18,350円 | 大和 |
1595 | NZAM 上場投信 東証REIT指数 | 18,070円 | 農林中金 |
1597 | MAXIS Jリート上場投信 | 18,230円 | 三菱UFJ |
2552 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ) | 1,899円 | 日興 |
2555 | 東証REIT ETF | 18,150円 | シンプレクス |
2556 | One ETF 東証REIT指数 |
18,160円 |
AM One |
(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート8月版)