REIT 8社が2014年1月から2014年6月までの決算を2014年8月に発表しました。このうち4社については、業績を反映して分配金額が前期比で増加しました。分配金が前期比で減少した4社のうち3社については、投資口の分割にょるもので、実質的な分配金額は前期比横ばいから微増程度でした。
この投資口分割については、2013年12月以降、積極的に行なわれるようになりました。分割により投資口の投資単位当たりの金額(投資単価)が引き下げられることで、投資家はREITを購入しやすくなります。NISA(少額投資非課税制度)が導入され、分割により同制度においてREITが活用されるようになることを期待してのことのようです。
各投資法人の分配金の推移及び財務状況については、REITファンド情報ページをご利用下さい。
【2014年8月に決算発表を行なったREIT】
- 日本ビルファンド投資法人
- 日本プライムリアルティ投資法人
- フロンティア不動産投資法人
- 日本リート投資法人
- ジャパンエクセレント投資法人
- 産業ファンド投資法人
- MIDリート投資法人
- インヴィンシブル投資法人
また、8月には、ジャパン・ホテル・リート投資法人が第15期(2014年1月1日から2014年12月31日)の業績の上方修正を発表しました。分配金予想額(利益超過分配金は含まない)も、投資口1口あたり1,940円から2,058円に上方修正されました。また、日本プロロジスリート投資法人も、第4期(2014年6月1日から2014年11月30日)の業績の上方修正を発表しました。ただ、利益超過分配金を含む投資口1口あたり分配金額は3,700円と変わらずでした。