東京証券取引所によると、9月の東証REIT指数は、下落して始まった後に上昇基調に転じ、前月比21.99ポイント高の1,670.89ポイントで9月の取引を終え、終値ベースで年初来高値を更新しました。
(データ出所:東京証券取引所)
2014年9月に取引が最も活発だった銘柄は日本プロロジスリート投資法人で、月間売買代金は約382億円でした。日本プロロジスリート投資法人は、物流施設に特化した不動産投資信託です。第2位は、商業施設不動産の運用に特化した投資法人である日本リテールファンド投資法人で、月間売買代金は約371億円でした。売買代金上位5銘柄は次のとおりです。
順位 | 銘柄コード | J-REIT名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(%) |
1 | 3283 | 38,239 | +113.33 | |
2 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 37,126 | +29.60 |
3 | 8952 | 34,877 | +29.45 | |
4 | 3281 | GLP投資法人 | 32,235 | +15.18 |
5 | 8954 | オリックス不動産投資法人 | 31,795 | +143.62 |
9月の日本銀行によるJ-REITの買入れは7回(41億円)実施され、累計買入れ総額は1,593億円になりました。月末時点での市場全体の時価総額は、2001年のREIT市場開設来初めて9兆円を突破し9.08兆円となりました。月間の東証REIT指数先物の取引高も、28,639単位と過去最高を更新しました。
(データ出所:東京証券取引所)