10月の東証REIT指数は、中旬に1,600ポイントを割り込む場面もありましたが、日本銀行による追加緩和が発表されたことを受け大きく上昇し、最終的には前月末比45.66上昇し、1,716.55ポイントで10月の取引を終了しました。
(データ出所:東京証券取引所)
2014年10月に取引が最も活発だった銘柄は日本ビルファンド投資法人で、月間売買代金は約504億円でした。日本ビルファンド投資法人は、2001年9月10日に上場した不動産投資信託で、主として東京都心部、東京周辺都市部及び地方都市部のオフィスビルに投資しています。第2位は同じく2001年9月10日に上場し、主要都市のオフィスビルに投資するジャパンリアルエステイト投資法人で、月間売買代金は約357億円でした。売買代金上位5銘柄は次のとおりです。
順位 |
銘柄コード | J-REIT名 | 月間売買代金(百万円) |
前月比(%) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 50,413 | +62.5 |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 35,707 | -6.93 |
3 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 33,565 | -20.20 |
4 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 29,973 | -26.61 |
5 | 3281 | GLP投資法人 | 23,390 | -34.04 |
2014年10月末のJ-REITの時価総額は約9兆3430億円で、前月比約2,630億円増加しました。また、日本銀行は、10月31日の金融政策決定会合において、J-REITについて、保有残高が年間約300億円から、年間約900億円(3倍増)に相当するペースで増加するよう買い入れを行なうことを発表しました。
(データ出所:東京証券取引所)