東京証券取引所が2014年12月4日に発表した月刊REIT(リート)レポート(2014年11月末時点)によると、11月の東証REIT指数は、下落基調で始まった後に上昇に転じ、11月25日には2008年1月以来6年9ヶ月ぶりに1,800ポイントを超え、最終的には1826.72ポイントで終了しました。月足では、4月から8カ月連続での続伸となりました。また、11月28日に市場全体の時価総額が市場開設来初めて10兆円を超え、月末の時価総額合計は、約10兆290億円で、前月比6860億円増加しました。
11月はトーセイ・リート投資法人(3451)と日本ヘルスケア投資法人(3308)2銘柄の新規上場がありました。日本ヘルスケア投資法人(3308)は、日本初のヘルスケア施設特化型リートであり、公募価格150,000円に対し、初値は48.1%上回る222,200円でした。
2014年11月に取引が最も活発だった銘柄は先月と同じ日本ビルファンド投資法人で、売買代金は約600億円でした。日本ビルファンド投資法人は、2001年9月10日に上場した不動産投資信託で、主として東京都心部、東京周辺都市部及び地方都市部のオフィスビルに投資しています。売買代金上位5銘柄は次のとおりです。
順位 | 銘柄コード | J-REIT名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(%) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 60,093 | +45.69 |
2 | 8952 | 47,995 | +64.28 | |
3 | 8953 | 39,934 | +62.84 | |
4 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 35,208 | +28.21 |
5 | 8960 | 30,833 | +69.57 |
(データ:東京証券取引所)