2017年1月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年1月末時点)によると、1月の東証REIT指数は、前月比12.43ポイント下落して1,843.4ポイントで1月の取引を終了しました。
2017年1月末のREITの時価総額合計は前月比0.45%減少し、12.07兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.56%でした。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比7.37%減少し、332億円となりました。
売買代金上位5銘柄
2017年1月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本プライムリアルティ投資法人」で、売買代金は約371.9億円でした。日本プライムリアルティ投資法人は、東京都心および東京周辺部のオフィスビルへの投資を中核としたリートで、2002年6月に東京証券取引所に上場しました。メインスポンサーは総合不動産会社の東京建物株式会社。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 |
月間売買代金(単位:百万円)
|
前月比(%)** |
1 | 8955 | 日本プライムリアルティ投資法人 | 37,198 | +97.0% |
2 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 36,940 | -14.9% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 31,918 | -20.0% |
4 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 28,238 | +5.5% |
5 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 26,420 | -4.0% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
1月のリート市場での出来事
1月の日本銀行によるREITの買入れは3回(1月4日:13億円、1月12日:12億円、1月16日:12億円、合計37億円)実施されました。
また、次の7投資法人が1月に2016年11月期決算を発表しました。
- 大江戸温泉リート投資法人 (3472)
- 日本プロロジスリート投資法人 (3283)
- アクティビア・プロパティーズ投資法人 (3279)
- 阪急リート投資法人 (8977)
- 大和証券オフィス投資法人 (8976)
- 平和不動産リート投資法人 (8966)
- ユナイテッド・アーバン投資法人 (8960)