リート(不動産投資信託)騰落率・売買代金・利回りランキング(2021年3月)


2021年3月のリート市場

東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2021年3月版)によると、リート市場全体の動向を示す東証REIT指数(配当なし)は、前月終値から83.93ポイント上昇して2,013.08ポイントで2021年3月の取引を終了しました。

2021年3月末のREIT市場の時価総額合計は前月比5.77%増加し16.35兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.60%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比2.34%増加し626億円となりました。2021年3月末現在、61本のリートが上場しています。

東証REIT指数の推移

 

月間騰落率ランキング

2021年3月の月間騰落率が大きかった上位10位銘柄は次の通りです。

順位 ファンド名 月間騰落率
1 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278) 13.09%
2 ケネディクス・オフィス投資法人(8972) 11.79%
3 CREロジスティクスファンド投資法人(3487) 11.09%
4 プレミア投資法人(8956) 9.34%
5 日本アコモデーション投資法人(3226) 9.26%
6 日本プロロジスリート投資法人(3283) 9.05%
7 トーセイ・リート投資法人(3451) 9.02%
8 積水ハウス・リート投資法人(3309) 8.75%
9 One リート投資法人(3290) 8.59%
10 いちごオフィスリート投資法人(8975) 8.22%

 

売買代金ランキング(上位5銘柄)

2021年3月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 8951 日本ビルファンド投資法人 105,190 +27.3%
2 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 82,037 +21.4%
3 8953 日本都市ファンド投資法人 68,579 -34.6%
4 3283 日本プロロジスリート投資法人 64,302 -15.4%
5 3281 GLP投資法人 61,329 +16.4%

(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )

月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約1,052億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をスポンサーとするオフィス特化型の不動産投資信託です。

 

リート利回りランキング

2021年3月末現在の分配金利回り(予想分配金利回り)上位10位ファンドは次の通りでした。

順位 投資法人(銘柄コード) 予想分配金利回り
1 スターアジア不動産投資法人(3468) 5.75%
2 マリモ地方創生リート投資法人(3470) 5.73%
3 タカラレーベン不動産投資法人(3492) 5.68%
4 トーセイ・リート投資法人(3451) 5.41%
5 エスコンジャパンリート投資法人(2971) 5.33%
6 ザイマックス・リート投資法人(3488) 5.14%
7 投資法人みらい(3476) 5.08%
8 ケネディクス商業リート投資法人(3453) 5.05%
9 日本リート投資法人(3296) 5.04%
10 森トラスト総合リート投資法人(8961) 4.92%
10 プレミア投資法人(8956) 4.92%

(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート3月版)

 

2021年3月のREIT市場での主な出来事

3月の日本銀行によるJ-REITの買入れは1回(9億円)が実施されました。

ヒューリックリート投資法人(3295)が公募増資を発表しました。

また、次の15投資法人が2021年3月に2021年1月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。