東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2016年5月末時点)によると、5月の東証REIT指数は、前月比-28.73ポイントの1895.71ポイントで終了しました。
5月末のREITの時価総額合計は前月比1.24%減少し、11.86兆円でした。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.29%で、4月の3.22%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比14.49%減少し、378億円でした。
5月の日本銀行によるREIT買入れは12回実施され、買入額の合計は144億円でした。
5月26日に、野村不動産マスターファンド投資法人(3462)とトップリート投資法人(8982)が合併契約を締結したことを発表しました。両投資法人は、2016年9月1日を効力発生日として合併する予定です。なお、野村不動産マスターファンド投資法人を吸収合併存続法人、トップリート投資法人を吸収合併消滅法人とする吸収合併となります。
2016年5月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買高は約603億円でした。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(%)** |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 60,394 | -3.6% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 50,584 | -18.7% |
3 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 35,560 | -17.8% |
4 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 32,514 | +21.3% |
5 | 8960 | ユナイテッド・アーバン投資法人 | 31,670 | +0.6% |
(東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄)
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
なお、2016年5月には、次の投資法人6社が2016年3月期の決算を発表しました。各社の分配金支払履歴は法人名をクリックするとご覧頂けます。
- ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)
- グローバル・ワン投資法人(8958)
- 森トラスト総合リート投資法人(8961)
- 積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人(8973)
- 日本賃貸住宅投資法人(8986)
- ケネディクス商業リート投資法人(3453)