リート(不動産投資信託)売買代金上位5銘柄(2018年6月)


2018年6月のリート市場

リート

東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2018年6月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比30.51ポイント上昇し1,764.64ポイントで6月の取引を終了しました。

2018年6月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.74% 増加し12.6兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.03%で5月の4.04%からわずかに低下しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比4.45%減少し336億円でした。

 

売買代金上位5銘柄

2018年6月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。

 

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比**
1 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 42,985 +0.2%
2 8951 日本ビルファンド投資法人 42,360 -11.6%
3 3462 野村不動産マスターファンド投資法人 35,153 +16.8%
4 8953 日本リテールファンド投資法人 32,764 -30.7%
5 8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 28,227 -6.3%

*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。

**前月比は、1日平均売買代金の前月比。

(データ出所:東京証券取引所)

月間の売買代金が最も大きかったのはジャパンリアルエステイト投資法人で売買代金は約429億円でした。ジャパンリアルエステイト投資法人は三菱地所と三井物産をスポンサーとする不動産投資法人で、オフィスビルを投資対象としています。

 

2018年6月のREIT市場での出来事

日本銀行によるREITの買入れは2回(合計24億円)実施されました。

6月25日にタカラレーベン不動産投資法人(3492)の東京証券取引所への上場が承認されました。同投資法人は7月27日に上場する予定です。タカラレーベン不動産投資法人は、株式会社タカラレーベン、PAGインベストメント・マネジメント株式会社、株式会社共立メンテナンス及びヤマダ電機をスポンサーとする総合型の不動産投資信託です。

また、次の10社の投資法人が6月に2018年4月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。