2018年7月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2018年7月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比+3.67ポイントの1,768.31ポイントで7月の取引を終了しました。
2018年7月末のREIT市場の時価総額合計は前月比0.68%増加し12.65兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.06%で、6月の4.03%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比10.44%増加し371億円でした。
売買代金上位5銘柄
2018年7月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 8963 | インヴィンシブル投資法人 | 64,036 | +183.9% |
2 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 46,143 | +8.9% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 35,919 | -16.4% |
4 | 8984 | 大和ハウスリート投資法人 | 31,851 | +24.7% |
5 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 30,006 | -8.4% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
月間の売買代金が最も大きかったのは「インヴィンシブル投資法人」で売買代金は約640億円でした。インヴィンシブル投資法人は、2018年7月末現在、Fortress CIM Holdings L.P.とソフトバンクグループ株式会社をスポンサーとする不動産投資法人で、ホテルと住居用不動産を主な投資対象とする総合型の投資法人です。
2018年7月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは4回(4日、23日、24日、26日)、合計48億円)実施されました。
7月27日にタカラレーベン不動産投資法人(3492)が東京証券取引所に上場しました。タカラレーベン不動産投資法人は、株式会社タカラレーベン、PAGインベストメント・マネジメント株式会社、株式会社共立メンテナンス及びヤマダ電機をスポンサーとする総合型の不動産投資信託です。
また、次の7社の投資法人が7月に2018年5月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)
- 平和不動産リート投資法人(8966)
- 大和証券オフィス投資法人(8976)
- 阪急リート投資法人(8977)
- アクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)
- 日本プロロジスリート投資法人(3283)
- 大江戸温泉リート投資法人(3472)