東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2016年8月末時点)によると、8月の東証REIT指数は、前月比-45.78ポイントの1823.54ポイントで終了しました。
8月末のREITの時価総額合計は前月比3.99%減少し、約11.34兆円でした。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.54%で、7月の3.42%から若干上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比1.08%増加し、397億円となりました。
2016年8月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「大和ハウス・レジデンシャル投資法人」で、売買高は約614億円でした。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) |
前月比(%)** |
1 | 8984 | 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 | 61,418 | +270.9% |
2 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 54,473 | +4.4% |
3 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 54,109 | +43.3% |
4 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 41,746 | -10.1% |
5 | 8954 | オリックス不動産投資法人 | 41,064 | +51.5% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
8月2日に三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)が、8月31日に大江戸温泉リート投資法人(3472)が東京証券取引所に上場しました。また、8月5日付でさくら総合リート投資法人(3473)の上場が承認され、9月8日に上場しました。
大和ハウスリート投資法人(3263)と大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)は9月1日付で合併し、吸収合併存続法人である大和ハウス・レジデンシャル投資法人は大和ハウスリート投資法人(8984)に商号変更しました。この合併に伴い、大和ハウスリート投資法人(3263)は8月29日に上場廃止となりました。
さらに、トップリート投資法人(8982)が9月1日付で野村マスターファンド投資法人(3462)に吸収合併され、それに伴い、トップリート投資法人(8982)は8月29日に上場廃止となりました。
次の8投資法人が8月に6月期決算を発表しました。
- 日本ビルファンド投資法人(8951)
- 日本プライムリアルティ投資法人(8955)
- インヴィンシブル投資法人(8963)
- フロンティア不動産投資法人(8964)
- ジャパンエクセレント投資法人(8987)
- MCUBS MidCity投資法人(3227)
- 産業ファンド投資法人(3249)
- 日本リート投資法人(3296)