2017年8月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年8月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比26.17ポイント下落し、の1,683.79ポイントで8月の取引を終了しました。
2017年8月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.19%減少し11.41兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.09%で、7月の4.00%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比21.16%減少し258億円となりました。
リートの売買代金上位5銘柄
2017年8月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本プロロジスリート投資法人」で、売買代金は約519億円でした。日本プロロジスリート投資法人は、株式会社プロロジスをスポンサーとする物流施設特化型の不動産投資法人です。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 |
月間売買代金(百万円) |
前月比** |
1 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 51,959 | +54.0% |
2 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 35,009 | -3.1% |
3 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 34,226 | -31.6% |
4 | 8984 | 大和ハウスリート投資法人 | 29,276 | +12.4% |
5 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 26,678 | -14.4% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
2017年8月のREIT市場での出来事
8月の日本銀行によるREITの買入れは7回(9日、10日、14日、15日、21日、25日、29日)、合計84億円(各12億円)実施されました。
また、8月7日付で三菱地所物流リート投資法人(3481)の上場が承認され、9月14日に東京証券取引所に上場する予定です。
次の8社の投資法人が8月に2017年6月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、法人詳細並びに分配金支払履歴をご覧頂けます。
- 日本ビルファンド投資法人(8951)
- 日本プライムレアルティ投資法人(8955)
- フロンティア不動産投資法人(8964)
- インヴィンシブル投資法人(8963)
- ジャパンエクセレント投資法人(8987)
- MCUB MidCity投資法人(3227)
- 日本リート投資法人(3296)
- マリモ地方創生リート投資法人(3470)