2017年9月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年9月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比30.07ポイント下落し、1,653.72ポイントで9月の取引を終了しました。
2017年9月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.00%減少し11.3兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.15%で、8月の4.09%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比8.0%増加し278億円となりました。
リートの売買代金上位5銘柄
2017年9月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 37,947 | +22/0% |
2 | 3481 | 三菱地所物流リート投資法人 | 31,763 | – |
3 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 30,856 | -3.0% |
4 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 29,448 | +22.0% |
5 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 26,803 | -43.3% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
月間の売買代金が最も大きかったのは9月も「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約379億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型の不動産投資法人です。
2017年9月のREIT市場での出来事
9月の日本銀行によるREITの買入れは9回(4日、5日、6日、11日、13日、25日、26日、27日、28日)、合計108億円(各12億円)実施されました。
三菱地所物流リート投資法人(3481)が9月14日に東京証券取引所に上場しました。三菱地所物流リート投資法人は、三菱地所をスポンサーとして、物流施設に特化した不動産投資信託です。
また、次の 13の投資法人が9月に2017年7月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、ファンドの詳細と分配金支払い履歴をご覧頂けます。
- 東急リアル・エステート投資法人(8957)
- 日本ロジスティクスファンド投資法人(8967)
- 森ヒルズリート投資法人 (3234)
- 産業ファンド投資法人 (3249)
- アドバンス・レジデンス投資法人(3269)
- ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)
- コンフォリア・レジデンシャル投資法人 (3282)
- イオンリート投資法人 (3292)
- ヘルスケア&メディカル投資法人 (3455)
- サムティ・レジデンシャル投資法人 (3459)
- いちごホテルリート投資法人 (3463)
- スターアジア不動産投資法人 (3468)
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 (3471)