2020年9月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2020年9月版)によると、東証REIT指数(配当なし)は、前月終値から20.87ポイント下落して1,726.66ポイントで2020年9月の取引を終了しました。
2020年9月末のREIT市場の時価総額合計は前月比0.59%減少し13.66兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.12%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比15.71%%増加し607億円となりました。
2020年9月末現在、62本のリートが上場しています。
月間騰落率ランキング
2020年9月の月間騰落率が最も高かった5社は次の通りでした。
順位 | ファンド名 | 騰落率 |
1 | 星野リゾート・リート投資法人(3287) | +10.09% |
2 | サンケイリアルエステート投資法人(2972) | +9.14% |
3 | エンコンジャパンリート投資法人(2971) | +7.35% |
4 | ヘルスケア&メディカル投資法人(3455) | +7.05% |
5 | 大江戸温泉リート投資法人(3472) |
+7.04% |
売買代金ランキング(上位5銘柄)
2020年9月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本リテールファンド投資法人」で売買代金は約631億円でした。日本リテールファンド投資法人は、商業施設に特化した投資法人で、主に日本を代表する商業地に立地する商業施設、三大都市圏の主要路線駅に立地する商業施設、人口密集地駅周辺に立地する商業施設などに投資しています。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 63,171 | +11.6% |
2 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 60,985 | +7.5% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 59,942 | +18.7% |
4 | 3281 | GLP投資法人 | 56,114 | +3.7% |
5 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 55,236 | +34.1% |
(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )
2020年9月のREIT市場での主な出来事
9月の日本銀行によるJ-REITの買入れは3回(36億円)が実施されました。
三井不動産ロシジスティクスパーク投資法人(3471)が公募増資を発表しました。
また、次の15投資法人が2020年9月に2020年7月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 東急リアル・エステート投資法人(8957)
- 日本ロジスティクスファンド投資法人(8967)
- 森ヒルズリート投資法人(3234)
- 産業ファンド投資法人(3249)
- アドバンス・レジデンス投資法人(3269)
- ケネディクス・レジデンス・ネクスト投資法人(3278)
- コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)
- イオンリート投資法人(3292)
- ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)
- サムティ・レジデンシャル投資法人(3459)
- いちごホテルリート投資法人(3463)
- スターアジア不動産投資法人(3468)
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)
- 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)
- エンコスジャパンリート投資法人(2971)