2018年10月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2018年10月版)によると、東証REIT指数は、前月比31.21ポイント下落して、1,745.97ポイントで10月の取引を終了しました。
2018年10月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.34%減少し12.75兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.19%で9月の4.13%やや上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は、前月比14.30%減少し316億円でした。
売買代金ランキング上位5銘柄
2018年10月のREITの売買代金上位5銘柄(立会内)は次のとおりです。なお、10月末現在、東京証券取引所には61の不動産投資法人が上場しています。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 38,864 | -16.4% |
2 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 33,476 | +14.0% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 32,583 | -7.3% |
4 | 3295 | ヒューリックリート投資法人 | 29,493 | +205.7% |
5 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 27,000 | +1.5% |
(データ出所:東京証券取引所)
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約388億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型の不動産投資法人です。
2018年10月のREIT市場での主な出来事
日本銀行によるREITの買入れは3回(合計36億円)実施されました。
トーセイ・リート投資法人(3451) 、ヒューリックリート投資法人(3295)、投資法人みらい(3476)が公募増資を発表しました。
また、次の14社の投資法人が2018年8月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- タカラレーベン不動産投資法人(3492)
- ザイマックス・リート投資法人(3488)
- 日本リテールファンド投資法人(8953)
- オリックス不動産投資法人(8954)
- 福岡リート投資法人(8968)
- 大和ハウスリート投資法人(8984)
- 日本アコモデーションファンド投資法人(3226)
- GLP投資法人(3281)
- Oneリート投資法人(3290)
- ヒューリックリート投資法人(3295)
- 野村不動産マスターファンド投資法人(3462)
- ラサールロジポート投資法人(3466)
- 森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)
- 三菱地所物流リート投資法人(3481)