2017年11月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年11月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比+42.36ポイントの1,671.62ポイントで11月の取引を終了しました。
2017年11月末のREIT市場の時価総額合計は前月比3.00%増加し11.51兆円となりました。11月の予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.15%で10月の4.26%から低下しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比5.40%増加し339億円となりました。
2017年11月のリートの売買代金上位5銘柄
2017年11月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約463億円でした。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 46,353 | +24.3% |
2 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 42,737 | +7.4% |
3 | 8952 | 41,642 | +40.8% | |
4 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 38,952 | +58.1% |
5 | 8960 | ユナイテッド・アーバン投資法人 | 28,233 | +48.7% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
2017年11月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは11月は実施されませんでした。
ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)が投資口の分割を発表しました。同投資法人は、2018年2月末を基準日として、投資口1口を2口に分割します。
ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)とジャパン・シニアリビング投資法人(3460)が、2018年3月1日を効力発生日として合併することを発表しました。
グローバル・ワン不動産投資法人(8958)が自己投資口の取得を発表しました。
また、次の6社の不動産投資法人が11月に2017年9月期決算を発表しました。
投資法人名をクリックすると、各投資法人の分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)
- グローバル・ワン不動産投資法人(8958)
- 森トラスト総合リート投資法人(8961)
- 積水ハウス・レジデンシャル投資法人(8973)
- 日本賃貸住宅投資法人(8986)
- ケネディクス商業リート投資法人(3453)